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ひぐらしのなく頃に

(画像:けれんみさんによる写真ACからの写真


ついに放送が始まった、「ひぐらしのなく頃に」。

2006年にも1度アニメ化されている本作、2020年に新アニメプロジェクトの始動が発表された。声優陣は前作と変わらずそのまま、絵柄は装い新たに、いかにも"萌え系"といわんばかりのぷにぷにの絵になることが発表された。

放送前から絵柄がかわいすぎる問題は物議を醸しており、僕自身もまたその問題に不安を抱えながら放送開始を待っていた。

2020年10月1日、第1話放送。
可愛い絵柄がむしろ、不気味さや恐怖を掻き立てるアクセントになっていることを、僕は確信した。


「ひぐらしのなく頃に」とは?

『ひぐらしのなく頃に』は、同人サークル『07th Expansion』による
コンピュータゲーム作品である。ゲームジャンルはサウンドノベル。
監督・脚本は竜騎士07。(引用元:Wikipedia
本作品は人口2000人に満たない寂れた架空の村落、雛見沢村を舞台に、村にまつわる古い因習「綿流し」を軸にして起こる連続怪死・失踪事件を扱った連作式のミステリーである。読者に謎を提示する「出題編」4編と、事件の真相と謎に対する解答、つまり、事件の惨劇を回避するために人々は何を
すべきだったのかが明らかになる「解答編」4編とで本編が構成される。
(引用元:Wikipedia

本作は、東京から物語の舞台となる雛見沢村へ引っ越してきた主人公「前原圭一」を中心に、美少女キャラと楽しい日常生活を送る作品、ではなく、実際にはホラー要素やミステリー要素の強い作品となっている。今となっては珍しくない「並行世界を旅しながら、惨劇を回避する」という物語が人気を博した理由の一つともいえる。

内容の凄惨さから作品に触れることを敬遠される方も多いだろうが、本作が実際に伝えたいことは「仲間を信じるという強さ」「誰かに相談する勇気」である。

ある世界では間違った選択により救えなかった仲間、打ち破れなかった
問題、起きてしまった惨劇。
数多の世界、失敗を繰り返しながら、最終的に仲間を信じ、誰かに相談し、幸せの結末へと向かう姿に、読者は心を揺さぶられるであろう。

この記事を読んだあなた、どうか目を塞ぎたくなるような内容に耐え、「『ひぐらしのなく頃に』の本当の魅力」に気付いてください。
それだけが私の望みです。


第一話「ひぐらしのなく頃に」を視聴して

さて、今回記事の執筆をしようと思ったきっかけだが、「アニメの内容が
素晴らしかったから」
だ。それ以外に理由はない。

自分の想像を遥かに上回る内容を見せられて、気持ちをアウトプットしたいという欲を止めることができなかった。

前述したとおり、前作とは打って変わって"かぁいい"絵柄になった今作、
ひぐらしのなく頃にの見どころでもある(というと僕がやばい人みたい
だが)「グロ要素」「ホラー要素」が再現できるような絵には見えないと
感じていた。

冒頭約30秒。
実に見ごたえあるシーンが描かれており、不安は一気に期待へと変貌した。

「これだ……、『ひぐらしのなく頃に』が帰ってきた……!」

第一話ということもあり、今回は物語の導入となる展開が描かれている。
その内容も物語の要点をまとめながら飽きないつくりになっており、今回
初めてひぐらしに触れるという方はもちろん楽しめるだろうし、今までひぐらしを愛し続けてきたファンはところどころで違和感を覚えるシーンがあったのではないだろうか。

僕が今回特に気に入ったシーンは、スタッフロールの後に描かれていたxxの姿だ。今まで見てきたひぐらしにない展開が、今後描かれるのだろうということを思わせてくれる演出がとても気に入った。
(大げさだが、そのシーンを見てこの記事を書こうと思ったくらいだ。)

ということで、第一話の簡単なあらすじまとめを以下に記す。
特に重要なネタバレではないが、内容に触れるため注意していただきたい。


<第一話 あらすじ>

雛見沢村に引っ越してきた圭一は、クラスメイトとにぎやかな毎日を過ごしていた。

ある日、魅音とレナに村中を案内してもらった帰り道、レナに誘われダム工事現場へと赴く圭一は、富竹と名乗るカメラマンと出会う。レナがゴミ山をあさっている姿を目にした富竹は、真剣な顔でこう言った。

「嫌な事件だったね。腕がまだ一本、見つかってないんだろ?」

富竹から聞いた一言が気になる圭一は、ダム工事現場で血生臭い事件はなかったかと問うが、

「知らない」

「なかった」

まるで拒絶するかのように言い放つレナや魅音。その様子を見て圭一は更に疑念と好奇心を抱いてしまう。

また別の日、圭一はレナの手伝いをするためにダム工事現場へと足を運んでいた。掘り出し物の救出に精を出す圭一に、レナは家から麦茶を持ってくると言いその場を離れる。その時、週刊誌を見つけた圭一は、表紙に書かれた見出しを見て確信する。

雛見沢ダム工事現場 作業員リンチ死 バラバラ殺人

「あったんだ、やっぱり!」

その後姿を遠くから見ていたレナの手には、銀色に光るソレが握られていた。

そして、さらにその二人の姿を遠くから見つめる"目"があった────。


ひぐらしのなく頃にの原作を知っている僕でも、今回のアニメを視聴して、アニメオリジナルの展開が待っているのではないかと期待値がぐんと上がるような構成になっているので、今後がとても楽しみだ。


以上、2020年版「ひぐらしのなく頃に」を見て記事を書いた。
今後の展開についても、noteを通して感想や考察などを書いていけたらと
思うので、ひぐらしファンの方はぜひ僕と議論していただきたいと思う。



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