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noteで学べるシステマ講座 第32回「システマで使う武器まとめて紹介」

システマを初めて最初に買う武器

システマには実に多彩な武器術があります。

でも一番最初入手するべきはやはり、なんといってもトレーニングナイフでしょう。システマトレーニングでは超定番ですし、携帯にも適しています。トレーニングシャツに挟んでおいて、仕事帰りの練習で用いるなんてこともできます。

その次はスティックですね。ただ仕事帰りの人は通勤でスティックを持ち歩くのが手間かも知れません。

システマ愛好家の全般的な傾向としては、まずトレーニングナイフを入手し、続いてスティック、余裕があればウィップを入手するという順序です。

ここではシステマで用いられる主な武器類の入手方法をざっとまとめてみました。

トレーニングウェポンの数々とその入手方法

トレーニングナイフ 

使用頻度☆☆☆(☆3つが最高) 入手難易度☆☆ 価格☆☆

システマトレーニングで最も用いられる武器です。一般的にはゴム製が用いられているのですが、システマでは曲がらない硬質のトレーニングナイフが推奨されているため、その分入手が困難です。

日本ではアメリカ製のアルミ製のものと、トロント本部の硬質樹脂製のものが主に用いられています。

10年以上前はトレーニングナイフの入手が困難だったので、小さめのナイフの刃を潰して使っていたりしました。とは言え完全に潰しきれるわけではなく、そもそも本体が薄いので安全性はいまいちで、危ないのには変わりありません。それで一時はシステマセミナーの参加案内に「持ち物:トレーニングナイフ(刃を潰した実物は不可)」なんて書いてあったものです。

硬いなら木製でもいいのではという気がするのですが、やはりシステマのナイフワークをやるには違和感があるのですよね。なので使い勝手や価格などからトロント本部のものやアルミ製が適しているという結論に落ち着きます。

練習動画&製品例

スティック

使用頻度☆☆ 入手難易度☆ 価格☆

モスクワ本部のクラスやセミナーでしばしば用いられます。多彩なエクササイズがあるので、もしかしたらナイフより使用頻度が高いかも知れません。

国内で入手するならいちばん手っ取り早いのは合気道や杖道で用いられる「杖(じょう)」が最適です。長さは130センチほど。太さは8分(24mm)が一般的ですが、これはどちらかというと型稽古用なのか、システマのトレーニングではすぐに折れてしまいます。なので一寸(30mm)とかの太めのものが良いでしょう。

とはいえ、単なる樫の木の棒と言ってしまえばそれまでなので、ホームセンターで似たサイズの丸棒を買うのもOKです。材質は樫がやはり手頃です。180センチくらいのを買って120センチと60センチで切り分ければ、次に紹介するショートスティックも同時に入手できます。

でもただの丸棒だと、打ち合っているうちにすぐささくれができて、手にトゲが刺さってしまいます。その防止として買ったらすぐにニスやシリコンスプレーを使って、表面に皮膜を作っておくのも良いでしょう。

ちなみにモスクワ本部やトロント本部で用いられているのはモップの柄です。よく見ると端っこにフックを付けるための穴が空いていたりします。表面の加工とかしてないので、手にざくざくトゲが刺さります。でも「木の棒なんてそんなもんだろ?」とばかりに、平気な顔をしてみんな練習しています。ワイルドです。

練習動画&製品例

ショートスティック

使用頻度☆☆ 入手難易度☆ 価格☆

短いスティックです。だいたい50センチ〜60センチくらい。長いスティックだと屋内では天井にぶつかってしまいますが、ショートスティックなら大丈夫です。フィリピン武術の「カリ(アーニス)」で用いられているスティックが手頃です。でも前述のスティックと同様、ホームセンターの丸材でもOKです。

練習動画&製品例

ウィップ

使用頻度☆☆ 入手難易度☆☆ 価格☆☆☆

これを所持すれば立派なシステマ沼と言えるアイテムです。牛革、もしくは馬革で作られています。現在のコロナ騒動で流通が届こっており、革の入手が困難になっているそうです。長い「ナガイカ」と短くて太い「ボルチャッカ」の2種類です。

練習動画&製品例

シャシュカ(コサック式サーベル)

使用頻度☆ 入手難易度☆☆(激レア) 価格☆

言わずと知れたコサック式サーベル。国内での入手はほぼ不可能です。海外では問題ないのですが、日本ではもろに銃刀法に抵触するため、輸入することができません。うっかり輸入しようものなら発送元に返送されるか、最悪取り上げられてしまいます。

なので国内で販売されている金属製のシャシュカは刀身が真鍮です。実物とはバランスが異なるため、振り心地もかなり違います。実感としては刀身の切っ先方向に重心が偏っているため、余計に重く感じるのです。また素材がかなり脆いので、折れるリスクも高いです。

ただ振るだけならやはりナガイカで充分だと思います。ナガイカを振ってれば充分、シャシュカの練習にもなります。

しかし剣と剣をあわせる剣術の練習をするなら、やはり曲がらない硬い素材の武器が必要になります。そこで個人的に色々と試してみた中で、もっとも実物にバランスが実物に近かったのは二天一流の木刀でした。二刀流用なので、片手で振りやすいバランスになっているのかも知れません。

あと意外なところではククリナイフです。形状こそまるで違うのですが、大きめの山刀サイズのを振った時の感触が、シャシュカにそっくりでした。ククリナイフもやはり片手持ちなので、振りやすいバランスが似てくるのでしょう。下のリンクは参考画像。私が振ったのはこれではありません。でも人目につかない山とか近くにあるなら、これで細めの竹でも斬る練習でもしたいです。

チェーン

使用頻度☆ 入手難易度☆ 価格☆

チェーンはホームセンターで売っているやつで充分です。目安としては駐車場の仕切りに使われているようなやつでOKです。長さは1メートルもあれば良いでしょう。2メートルのを買えば、半分に曲げて短く使ったり、伸ばして長く使ったりとシチュエーションで使い分けることもできます。

練習動画&製品例

シャベル

使用頻度☆ 入手難易度☆☆ 価格☆☆

スペツナズシャベルは国内は入手困難ですが、システマ東京オンラインストアでたまに販売しています。ロシアではありふれているので、入手はさほど難しくありません。ただシャベル本体は刃物のように研がれていることがあるので、練習で使うならケースとセットで買う必要があります。

練習動画&製品例

トレーニングガン

使用頻度☆ 入手難易度☆ 価格☆☆

ガンワークで用います。繊細なガス銃やモデルガンは叩いたり落としたりすると壊れてしまうので、ゴム製がオススメです。ただ黒いのは実物に間違われてしまうとやっかいなので(アメリカだと射殺されかねない)、ブルーやイエローなど色のついたものが良いでしょう。どういう訳かリンク先のベレッタのブルーガンだけやたら安いです。

練習動画&製品例

日用品

使用頻度- 入手難易度- 価格-

服、ベルト、クレジットカード、バッグ、などなど何でも使います。練習では壊れても良いものを使いましょう。

練習動画

システマのウェポンワークについて

ここからはそれぞれの武器の練習法について解説していきます。

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