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noteで学べるシステマ講座特別編/ヴラディミア・ヴァシリエフ「ウェポンの戦略」テキスト版Vol.2

2021年3月開催トロント本部オンラインコース「ウェポン・ストラテジー(武器の戦術)」より、初日の模様をテキスト化。

Vol.1はこちら

ウェポンと一体になる

いま私は完全体として立っています。私の肩がどこにあるか、腰がどこにあるか分かった状態で立っています。ナイフをどこかに隠し持ちましょう。姿勢を正すことで、身体的にも精神的にも正しい状態になっています。そうやって自然に動きます。足があって、腕があって、身体があるのを感じながら、普通に動きます。次はナイフを手に持って歩きましょう。先ほどの歩き方と全く、違いがないことを確認してください。続いて身体全体を動かして、切ったり刺したりできるかどうか確認しましょう。

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後ほど腕でナイフを使うやり方も教えますが、まずは身体を使うことを試してください。あまり強く持たず、ゆるく持たず、身体の一部として動きます。ナイフを持つことで、何か動きがおかしくなってきたら、ナイフを一度しまいましょう。例えばストライクの動きをしてみたりなど身体を動かして、自然な動きをしてください。ナイフを持つことで動きが変わってしまってはいけません。ナイフを持つことで動きが小さくなってしまうなら問題です。なぜならナイフが自分の自然な動きを取り除いてしまっているからです。ハリウッド映画のようにかっこよく派手に動きたいのであれば、それはそれでいいですが、通常はそれでは打たれてしまいます。

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腕を上げたり、降ろしたり、周囲の人にパンチしたりなど、自然に動いてみてください。ナイフを持っても自然に動ける、より機能的に動けるはずです。例えばナイフなら刃で自分の機能を拡張することができます。歯についたゴミをとることもできます(笑)。ナイフを持っても何も変わりません。むしろできることが増えるはずです。

エリックにこのように動けば、動きは見えないでしょう。

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でもこうすると見られてしまいます。

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自然な動きから避けるのが困難です、私の方から波のように動きが伝わることがないからです。さらに私は背中に対しても無意識的な防御を残すことができます。さらに彼を拳で押したりしながら、自分を守るためのナイフを取ることもできます。

攻撃と同時に守る

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