見出し画像

システマ国際セミナー@リガ初日

リガでの国際セミナー。

システマリガ10周年と急逝した創立者ドミトリの夢を実現するために。

ラトヴィアに来るのは2度目。この国には何かと縁があるしもう一度来たかったので、開催が決まった瞬間に飛行機のチケットを取ってしまった。

会場はバルト海沿いの保養地であるユールマラ。ラトヴィアに詳しいアヤに言わせると「真冬の茅ヶ崎に行くようなもんだから、お店なんにもやってないよ」とのこと。実際に来てみてもやはり閑散としていて、夏に来たときの賑わいはぜんぜん見られなかった。でもまあ最低限のお店は開いてるし、システマリガが手配してくれた宿もとても良いので、なかなか快適だ。

セミナーのテーマは「ストライク」。

ミカエルにみっちりストライクを学ぶのは久々だが、内容的には初っ端から飛ばしていた。いきなり「パンチで相手の感情をコントロールしろ」と言う。ポジティブな感情、ネガティブな感情をストライクで起こす。

「プロフェッショナルなストライクは、感情を伴わない。内面の静けさが大事だ」とのこと。そうやって自分の感情をコントロールすることで、相手の感情をもコントロールする。これまでは相手の動く方向や姿勢など、どちらかと言うと物理的なコントロールから徐々にメンタルのコントロールへと進むのが常だったけど、今回はいきなりサイコロジカルな側面から練習に取り組んだ。

相手の力を受け入れる。ストライクする際の姿勢のあり方、拳の当て方、位置、受け方などなど様々な角度からストライクについて学ぶ。パンチに感情を込めて打ったり、または受けたり。恐怖心をコントロールするために目を閉じてパンチを受けたり。フィストウォークなど定番のメニューの重要性を再認識させられたり。

それでもそれらをミカエルが紹介すると、説得力がまるで違う。

ここから先は

626字

¥ 500

お読み頂きありがとうございます。投げ銭のかたはこちらからどうぞ!