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noteで学べるシステマ講座特別編「犯罪者の心理学-日常の護身について-」後編

「犯罪者の心理学」コース3日目の模様のテキスト化後編。

ミカエル・リャブコが日常における護身について詳しく解説します。

前編はこちら

護身教育の前提にあるもの

ミカエル(M) 子どもに身を守ることを教えるうえでもっとも大事なのは、親子間の信頼関係でしょう。親がいかに子どもの信頼を得ているかどうかが重要です。親が不用意にスマートフォンなどを与えれば、もちろん子どもたちはおもしろがって使います。いろいろな映像を観たり、自分の映像を載せてしまうこともあると思います。すると知らないおじさんからコンタクトがあり、それに子どもたちが面白半分で応じてしまって、どこかで会うという話にもなりかねません。なので信頼関係を築いたうえで、親が子どものスマートフォンを管理することがとても必要になると思います。子どもが誰とどんなやりとりをしているのか。それが子ども同士の普通のやりとりだったら良いのですが、それが変な大人とのやりとりになっていないかどうかを、信頼関係を築いたうえで大人がチェックするべきです。

でもそうできない状況がすごく多いと思うのです。なぜなら大人が多忙ですから。そこまで子どもを見る時間がないという言い訳をするのだと思います。親との信頼関係がないと、子どもは親にうそをついたり、親の目を盗むようになっていきます。そういった子どもたちの心理は、親=(イコール)邪魔な敵というような心理だと思うのですね。その根底にあるのは、親との信頼関係の欠如です。親は私たちに嘘をついている。子どもの側にはそういった心理があるのでしょう。
なのでまずは子どもと腹を割って信頼関係を作り、きちんとしなければいけないことと、してはいけないこと、注意すべきことなどの話をします。その上で、注意深く子どもを見守るということが必須です。

 子どもが成長して大人になったとしても、親として教えることはあります。例えば私のような年齢の人がメルセデスに乗っていたとしましょう。すると若い女性が「あなた素敵ね。好きよ」と言い寄ってくるかも知れません。でも私のような歳の男性に若い女性が言い寄ってくることなんてないということは、大人でも学んでおかなくてはいけません。彼女が言い寄ってくるのは、本当の愛とは違ったエゴやお金などが理由です。こういうことはあなたの子どもが大人になったとしても、教えておく必要はあると思います。

やはり心理学を勉強することは重要だと思います。蒔いた種から実ができるということは忘れてはいけません。他に質問はありますか?

伊藤:ことが起こってから動くのではなくて、起こる前からシュミレーションしていくのですね。とても勉強になりました。

M:まず、子どもが親の言うことをきちんと聞くかどうかが重要ですね。それができなければ親が何を言っても、やってはいけないことをしてしまいますから。ですから子どもが幼いうちからしっかりと会話して、コンタクトをとっていくということが重要です。それを続けていくことによって、いろいろな状況に対応できるような心理が子どもに育っていくと思います。

例えば、子どもが自転車の練習を始めたら、最初は親があれこれ教えますね。でも次第に「わかっているよ」とか「知っているよ」と答える子どもが出てきます。この「わかっているよ」「知っているよ」という発言が、子どものエゴ、自尊心の始まりと言えます。子どもは「わかっているから、自分で決定してしまおう」というような心理になるでしょう。そういう心理状態になったら、犯罪的な行為に巻き込まれる可能性が高い時期に入ったと考えた方が良いです。その他、質問をどうぞ。

女性がナイフを突きつけられたら

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