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プッシュアップは人間讃歌

システマ岡山の石原さんがほぼ毎日プッシュアップ動画を挙げている。

TwitterInstagramにあげている。

インスタに至ってはおっさんがプッシュアップしている画面で埋め尽くされている。

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もうおかしい。

まじでどうかしている。

ほんとうに素晴らしい。

システマ岡山はクラスの度に動画とレポートを私のところに送ってくれて、それに所感を書いて返信している。

こう言ってはなんだけど、最初の頃はシステマそのものではなく、「システマらしさ」を追求している感じがちょっとあった。

でもあれやこれやとこちらから所感を送ったらどんどん良くなって、ちゃんと真正面から「システマ」そのものに向き合うようになったように思う。

最近、送ってくれる動画ではその成果がかなり見て取れる。

システマ岡山が送ってくれる動画は、その7割くらいがソロエクササイズや、マッサージで占められている。延々とゆっくり歩いたり、4大エクササイズを丁寧に、丁寧にやりこんだりしている。

対人ワークはおまけ程度である。

つまり対人ワークをうまく成功させることではなく、自らの動きの変容そのものに向き合うことに重きが置かれている。

だから動きは地味だ。それもこのコロナ鍋で濃厚接触がしにくくなってからは、さらに拍車がかかっている。

私はシステマを通じて、色々な人に会わせて頂いた。

その中で「ヤバい」と思った人たちは、きわめて常識人的な上っ面と裏腹に、奥底に狂気を秘めている。

システマ岡山はとても小さいグループだ。順調に参加者が増えていたのに、このコロナ鍋で大部分が去って、マイクログループに逆戻りしてしまった。

でもシステマ岡山は大丈夫だと思う。

なぜならプッシュアップをしているから。

最短距離はいつだって地味だ。つまらない。

だから多くの人は遠回りする。そして大衆は遠回りしている方を、アクロバティックで魅力的だと感じる。それも派手に、派手に遠回りしている方を「すごい」と感じる。

でもシステマ岡山は最短距離を行っている。

地味で険しい最短距離を歩いている。

それは奥底にある狂気のなせる業だ。

すごいなあ、と心底思う。

そうシステマ岡山の動画にインスパイアされて、今日もおれはプッシュアップに励む。

質とか量とかがたがた言わずに、ただプッシュアップをする。

その積み重ねこそが「強さ」なのだ。

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