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なぜカメラマン?その2

もうすぐ二十歳になる息子は少年野球チームで野球をしていました。
 
私は野球経験が無くそんなに好きでもありませんでした(今では大好きです)。
子供の頃は、テレビで野球中継が延長しドラマの放映が中止になったりすると、ガッカリしていた方です。笑
 
ですが、毎週末の野球チームの練習を息子の付き添いで見に行っていました。
ある日、数週間後にチームの監督さんにチームの帽子を渡されたのです。
 
監督『これ被って』
 
えっ!?
 
私『私、野球知らないので、子供たちに教えるなんてこと出来ません。。。』
 
監督『いいから!』
 
そこで、初めて知りました。
帽子を被っているコーチ達は、みんなチームに子供を預けているお父さん達なんだと
 
私は、野球を知らないので、球拾いやグランド整備などをやっていたのですが、
他に何かお手伝い出来る事はないかといつも考えていました。
 
試合がある度ごとに、息子の写真を撮り続けていました。
息子ばかりでなく、チームの子供たち全員を
 
そのうち、練習中の光景も撮るようになりました。
チームの子供たち全員を
 
少年野球を毎週見ていると、子供の成長をすごく感じる事が出来ました。
つい数ヶ月前まで、ファーストを守っている子がヒットを打たれた場面で
打球を追ってしまい、ベースに着くのが遅れてセーフにしてしまっていた子が、
打たれた瞬間にファーストベースに戻っていた。小学校1年生の子のこんな動きを見て感動していました。
 
この子たちを毎週撮り続けました
 
1年生から卒業までの6年間
 
 
そして、卒団式の日に写真をアルバムにして
親子にプレゼントしました。
 
 
卒業する子供のお母さんはアルバムを見て涙を流して
『こんな素敵なものをありがとうございます』
と言ってくれたのです。
 
 
私の心に届きました。
よかった!
野球の知らない私にもお手伝いができた

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