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【コラム】ふと、思ったこと⑬〜岡田彰布氏の監督就任と安倍元総理の国葬と

◇ある夜中の出来事

前の晩(9/26)はなぜか夜更かしをしていた。二学期もひと月が経ち、ちょっと疲れが出てきたせいか、最近始めたゲームをしていた。疲れているときほど無為に過ごしてしまう。

それにも飽きてベッドに横たわり、スマホを見ると、サンケイスポーツ並びに産経新聞からとんでもないニュース速報が入る。

寝室で独り「ヨッシャ!!」と叫んだ。夜中3時に近所迷惑だ。それでも叫んだ。

私にとっての理想の監督像は岡田彰布氏である。彼は野球を変えた。現代プロ野球のブルペンの仕組みを変えた。それがJFKだ。

2005年以降の阪神タイガースに相手チームは6回までにリードがないと負ける、という恐怖心を与えていた。実際のところ現在のリリーフ陣の方が打たれていないのだが、イメージの力は偉大で、間違いなく相手選手はその雰囲気に呑まれていた。

岡田彰布氏についてはまた「虎ログ🐯」あたりでしっかり語るとして、そんな岡田彰布氏の監督就任に小躍りしていたが、世の中では意見が割れているらしい。金本氏や矢野氏のような歓迎一色ではない、ように思える。

おそらく在任期間中に若手が伸びなかったこと、トラフと戦略が無茶苦茶だったこと、中継ぎピッチャーを酷使したという負のイメージがつよいのだ

まさに、現代社会を映し出す鏡。阪神タイガースのファンも二分……とまではいかないが、分ける何かをもつインパクトがあるようだ。

◇9/27という日

奇しくも、今日は安倍元総理の国葬の日である。岡田彰布氏の就任以上に世の中を二分している。当たり前だ。一つのプロ野球球団の人事問題と一国の首相経験者の暗殺を並べてはいけない。

数多くの人が武道館周辺に設置された献花台に花を手向けた一方、「数多くの人」が反対デモをしたらしい。

まあ、この表現の仕方から私の立場は汲み取っていただくとして、それでも、反対側に居る人間のことを思う気持ちはある

前にも書いたことだ。

少なくとも、銃撃された人間の顔を的にした射的などを行うクズと同じような狭小な、卑小な想像力を持ちたくはない。

世の中は想像以上に分断されている。そのことを強く認識する1日であった。

ふと、思ったこと。

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