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私は2023年現在、比較的大規模の市中病院の中堅放射線診断医として勤務しています。診断能力を高めたい一心で画像診断医として研鑽を積み、一つの指標として画像診断コンテスト(Radiology誌Diagnosis Pleaseという診断クイズのコーナー)で世界チャンピオンを獲得するなど、一定の業績を残すことができました。 もちろん診断クイズで業績を残すことが目的ではなく、日常診療でより良い画像診断をしたいという目標が主軸です。 しかしそこに至る過程には、ただ闇雲に勉強・努力した
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①free airは肺野条件より「空気と脂肪を区別できる軟部条件」 ②くも膜下出血は高吸収域を探すのではなく、脳溝/脳槽が見えない部分を探す ③画像で急性虫垂炎を否定するには「虫垂の先端が正常であることを確認する」 ④腸管虚血や大動脈解離は単純と造影を見比べる ⑤読影に自信がない人ほど冠状断・矢状断も活用すべき
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2024年6月に川越で行われた腹部放射線学会クイズについてです。
https://radiopaedia.org/articles/avulsion-fractures-of-the-knee
・通常は胃など腸管の壁に寄生するが、まれに肝臓などの消化管外にも寄生することがある。 ・悪性腫瘍との鑑別が問題となる。基本的に画像で診断できるものではないが、肝表に炎症・肉芽腫様の結節があった場合は考えてみてもよいかも。 参考文献 doi.org/10.1186/s12879-018-3540-8
doi.org/10.1148/radiol.222379