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私は2023年現在、比較的大規模の市中病院の中堅放射線診断医として勤務しています。診断能力を高めたい一心で画像診断医として研鑽を積み、一つの指標として画像診断コンテスト(Radiology誌Diagnosis Pleaseという診断クイズのコーナー)で世界チャンピオンを獲得するなど、一定の業績を残すことができました。 もちろん診断クイズで業績を残すことが目的ではなく、日常診療でより良い画像診断をしたいという目標が主軸です。 しかしそこに至る過程には、ただ闇雲に勉強・努力した
2024年7月13日に浜松で行われたJCRミッドサマーセミナー フィルムリーディングの感想と思考過程についてです。
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定義: 食道近傍の過度な通電によって生じる合併症(左房-食道間の瘻孔形成) 頻度: 0.01%(-0.25%)と稀だが重大な合併症 死亡率は50%以上と予後不良 発症時期: アブレーション後2-6週間程度(平均35日程度)で発症 症状: 発熱,意識障害,消化器症状,神経学的症状(脳塞栓による) 上部消化管内視鏡検査は禁忌 CT所見: 食道周囲/縦隔内のair,左房内のair 食道壁や左房壁の変化 縦隔内の炎症所見 脳血管内ガスや脳梗塞 治療:
①free airは肺野条件より「空気と脂肪を区別できる軟部条件」 ②くも膜下出血は高吸収域を探すのではなく、脳溝/脳槽が見えない部分を探す ③画像で急性虫垂炎を否定するには「虫垂の先端が正常であることを確認する」 ④腸管虚血や大動脈解離は単純と造影を見比べる ⑤読影に自信がない人ほど冠状断・矢状断も活用すべき
https://radiopaedia.org/articles/avulsion-fractures-of-the-knee