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企業価値が高まるコミュニケーション能力向上

商工会議所に置かれたパンフレットであったが、なかなかのクオリティであった。ソーシャルライティングを通じて、顧客とのコミュニケーション向上を図り、企業価値を高めるとの内容であった。

①ソーシャルライティングとは

社会や未来に目を向けた書き方(伝え方)の事。

「社会とよりよく繋がるための伝え方」、「企業としてのコミュニケーション能力」と捉える事ができる。

商品・サービスPRする際を例にとると、背景・想い・コンセプトなど目に見えにくい価値を伝える視点を取り入れる事で、商品・サービスに共感し新たな顧客と出会う事ができるとある。

私の場合、どのような切り口で商品を伝えているかを振り返ると、コスト・性能値・デザイン.......。これは目に見える価値であり、自分よがりで伝わっていかなったと反省です。「安ければ売れる」「品質良ければ売れる」の時代ではありません。ソーシャルグットな視点で商品・サービスが選ばれる時代ですね。

②ソーシャルライティングを知る視点①(企業と社会のコミュニケーション)

誰に意識して伝えていますか? 企業自身、顧客に向けがちではないですか? もっと社会にも目を向けよう! 近江商人の「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)の視点から考えると説明がありました。

当たり前の事ですが、自社商品のPRを振り返ると、社会に目を向けた視点が欠けている。経営理念には、社会貢献に関する事はいろいろと謳っているが。

自社にとっての社会の見つけ方は、利害関係者を「距離(自社・地域・国・地球)」「時間(過去・現在・未来)」の視点で、近くから遠くへ、そして再度近くへ移すと、今自社につながるべき相手や、何をすべきか見つけるヒントになるとの事。

③ソーシャルライティングを知る視点②(信頼と行動のサイクルづくり)

老舗企業の共通点は、顧客、社会、社員から「信頼」を得て、それが購買、協力といった「行動」へつながっている。

この信頼を得るには、伝え方が重要。その中で社会からの共感や信頼を生む伝え方のポイントは、過去・現在・未来の時間軸を意識して伝えること。
•過去 →なぜ取り組んだか?
•現在 →今の情報を開示
•未来 →将来目指す姿

自社によって、「共感」「応援」「信頼」してくれる人は誰か? これからどんな顧客と繋がっていきたいですか? を振り返ろうとあり、これは常に意識しておきたいと思った。

④ソーシャルライティングを知る視点③(長く続く企業になるための視点)

企業が持続可能になるには、自社のことだけを考えるのではなく、社会とともに発展していこうとする視点を持つ事が必要。

「企業の持続可能」と「社会の持続可能」の2つの視点でゴール設定を行う。このゴールが決まってから相手へ伝えないと、共感が得られない。

よりよいゴールを設定するための振り返りポイント

 a) 企業の持続可能の視点
 ・経営理念、ビジョンは明確か?
 ・顧客と長期的な関係性を築けているか?
 ・社員と信頼関係を築けているか?
    ・将来を見据えたBCPを策定できているか?
 b) 社会の持続可能の視点
 ・地域の現状の課題を知っているか?
 ・自社が取り組む社会課題を定めているか?
  →SDGsはヒントになる。

⑤伝え方ポイント

 ・自社にしか言えない事を誰にも分かる様に伝える。自社にしか語れない想いを伝える事で目に見えない自社らしさを伝える事ができる。

 ・「相手が支持したいと思う価値」を作る。「今」そして「これからの時代」に自社が提供できる価値を見出して表現しよう。

・心を動かす伝え方。WHY(なぜ)→How(どうやって)→What(何を)の順で。 What、Howだけになっていないか? Whyから入ろう。

最後のワークで、自社の商品・サービスのソーシャルメッセージを30~60文字程度で考えようとあった。このワークをアウトプットとして締めくくった。


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