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非現実の残したもの。


前回の続きです。
前回のお話しをまだ読まれていない場合は
是非、下の記事もお読み頂けると嬉しいです。




そして、ドアを開けた時の衝撃的な出会い。

今回もお店のスタッフが先に来ると思っていたからマスク装着のままドアを開けました。

するとそこに立っていたのは
可愛らしいジャケットに
軽い感じの膝丈スカートの女の子です。

『初めまして。』優しい声で話す彼女は、
目線をチラチラと
周りと私を伺っているのが感じとれました。

とっさにマスクを取って
少しでも彼女の不安を取ろうと
こちらも笑顔でお出迎えします。

すると、彼女もマスク越しでもわかるくらい
可愛い感じで目を細めて笑顔をくれました。

もう、この時点で呼んで良かったって確信です。


可愛らしいジャケットを脱ぐと
可愛いワンピース。
ソファで軽くお話ししてシャワーへ。
60分は2人が服脱ぐまでが早いテンポ。

彼女は真っ白な肌をあらわにして
あとは自然の流れで…。

60分の時間はあっという間で
既に30分が経とうかとしていました。
どうしても彼女と話しがしたくて
プレイは早々に切り上げてベッドでお話し。
彼女は自分に非があるのかと
少し不安そうだけど
私が『今は一番〇〇ちゃんと話しがしたい』と言うと、
また目を細めた笑顔を見せて
添い寝でこちらに体を向けて、
まっすぐ目を見て話を聞いてくれます。
私の目を見つめてくれる仕草はもう…。(笑)

初めましてのお互いは他愛もない話しで…。
この時、あえて今日の私に起こった
出来事の話はしませんでした。
話題としても彼女には相応しくないし
彼女の笑顔を見続けていたかったんです。


彼女も会話の程よい距離感を保ちながら
色々話してくれたり、
こちらの話しを聞いたりしてくれます。


今日の60分前までに起こっていた
身の回りのゴタゴタ最低な出来事は
彼女の笑顔と優しい声を聞いているだけで
何もなくなりました。
今日の出来事は、『最高の一日』という締めくくりが約束されているように思えました。


時間もあっという間に経ち
部屋を出てホテルの廊下を歩いていると
明らかにデリヘルを呼んだ客と対応スタッフが
ドアを開けて揉めているのに遭遇しました。

声を荒げる客。横にいる彼女は顔を伏せ気味に…。
私はとっさに彼女をその部屋とは反対側へとし
彼女に覆い被せるように腕を肩に回して
覆い隠しながら通り過ぎました。

私の勝手な思い込みではあると思うけど、
この時、彼女から小さな声の『ありがとう』と
優しい笑顔はこの日一番、
2人の距離を縮めた気がしていました。


その後ホテルを出る時、
彼女の姿が見えなくなるまで見送り、
私は自分の車へと。

ドアを開けシートに座った瞬間に
今までの出来事が夢ではないかという不思議な感覚に落ちたました。
明らかに非日常を過ごした非現実の出来事であり、彼女はその非現実の世界に生きる人なんだと。
何気なくそう思いました。

彼女の事は大好きだけど、、、

彼女のプライベートには全く興味はありません。
本当の彼女の事は当然、私は知りません。

正直、最初は何故この仕事をしているのか
不思議に思えてしまうほどの見た目と性格と思ったけど
それは彼女が
仕事として作りあげたものであって、仕事として私に好感触を与える様に接客をしてくれただけの事。
それは、紛れもない事実なんだと重々承知しています。
当然、そんな彼女のプライベートな事やこの仕事をしている理由なんて聞いたりしていません。


私の大好きな彼女はデリヘル店に在籍する
その時だけの名前を持つ彼女なのだから。

2人でいる時間は、この事を踏まえたプライベートや現実を知る必要はないんです。



非現実の名前を持つ彼女



また会いたい。
今以上の関係にはならないのは当然の事だけけど
単純に彼女の〇〇ちゃんとしての笑顔が見たい。

非現実の〇〇ちゃんが
もたらした、私の気持ちは現実でした。


なんだかようわからん文章になっていますが、
ホント不思議な感覚です。
『恋に落ちた』とか『彼女を自分のものにしたい』とかの気持ちではないんです。
アイドルとかを好きになる推しを応援したいが近いかもしれません。
非現実、非日常的な感覚が強いのは
そのためかなと思っています。

〇〇ちゃんとはその後、数回会っています。
よくある風俗レポや体験談とは違う視点になるかと思いますが、また記事を書ければ良いなと思っています。
また、今後は他の事も含めて記事が書ければなんて事も思っていますので
お時間ある方は私の雑記を見て頂ければ嬉しく思います。


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