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「誰かを応援する」と言う娯楽 2

ハースストーン(Hearthstone)をプレイするようになって数日が経ち、使用できるカードが一通り揃ってきた(プレイを重ねることで使用できるカードが解放されていく仕組み)ので、次あの若者に会った時に「レジェンド(※ランク戦の最上位クラス)になったよ」っていきなり言うのも面白いかなと思い、強いデッキを検索してみた。

僕がマジック:ザ・ギャザリングをプレイしていた頃とは違い、「今現在もっとも勝率の高いデッキ」等がリアルタイムで簡単に取得できる時代になった。ただし、流行った強いデッキには別デッキによる対策が施されるために、1つの強いデッキがずっと君臨し続けることは難しく、いわゆる「メタが回る」がとても短いスパンで行われるのだと言う。なるほど、これは一筋縄では行かなさそうだ。

「課金して、好きなカードが出なくても、そのカードを砕く(使用できなくする)と、別のカードを生成するためのポイントが手に入る」と言う仕組みも好ましかったため、いくらか課金して、要らないカードを砕いて、強いデッキを組むことができた。

強いデッキと言えども、もちろん良いカードが必要な状況で手札に来ないのが続くと負けてしまうし、デジタルカードゲーム特有のランダム性(ランダムなキャラクターが場に召喚される、ダメージを与える対象がランダム、ランダムな呪文を10個唱える等)が上手くハマれば絶望的な状況から大逆転することもできて、良い感じに勝ったり負けたりの繰り返しで飽きが来ないため繰り返しよくプレイした。

そうこうしているうちに、レジェンドになるための最後の関門「ランク5」まで到達できたのだが、ここからは連勝ボーナスが入らなくなるため、勝ったり負けたりを5割で繰り返しているだけではレジェンドには到達できない。(逆に言うとここまでは勝ったり負けたりでもずっとプレイしていると上がってこれるのだ)

ここに到達するまでにかけた時間と同じかそれ以上プレイしたが、なかなかレジェンドには上がれない。もちろんマッチングがランダムで実際に対戦が始まるまで相手のデッキがわからないため、相性や運ももちろんあるのだが、何度プレイしてもランク5に戻ってきてしまうので、レジェンドがとても遠く感じた。

そんなことを実に数か月繰り返した後、「今月は忙しいからいいか」「今月もやめとこう」といつしか「レジェンドに絶対上がるぞ!」と言う強い気持ちは無くなっていた。まぁ元々が「あの若者を驚かせてやろう」くらいの発進なので、無理もない。

代わりにyoutubeで強いデッキや面白いデッキを投稿している人たちの動画をよく見るようになった。tansokuさんやJubileEさんと言う投稿者の動画をよく見ていたら、zico39と言う人の動画が関連動画に出てくるようになったので、ちょっと見てみて、この人はなんか違うな、と思ってすぐ閉じた。(続く)


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