「誰かを応援する」と言う娯楽 1

名実ともにすっかりおじさんになってきたなぁ、と思う。

昔はゲームがそれなりに上手かったつもりだけど、いつからか上達の速度が落ち、頭でわかってることを体で反応できないケースが増えてきた。
（昔から上手くなかったと言う説が無いわけではない）

運動は昔から苦手だったけど、加えて27歳くらいから急激に太りだし、階段で息は切れるし、うかつに転ぶと骨折するレベルのわがままぽんこつボディである。（たくさん食べても太らないなーと思っている若者よ、いつか突然その日はやってくるぞ）

趣味であり時には仕事でもあったドラム演奏もここ2年はまともにできていない。（ただしこれは元々致命的に下手だったので加齢で衰えようが下手なりに今後も楽しんでいこうと思う）

仕事は頑張りたいし、家族との時間も大切にしたいし、よく寝たい、と思うと、今から新しい何かを始めて没頭するような趣味を作ろうとも思わない。ちょっとした暇つぶし、ちょっとした日々のうるおいでいいのだ。

するとまぁ当然のようにyoutubeを観たりSNSを眺めたりする時間が増える。受け手として消費するための努力が必要ない、好きな時に開いて好きな時に閉じられる。いい塩梅だ、これぐらいでいい。

ある時、ひょんなことからゲーム制作志望の若者と話す機会があった。「もうゲーム全然やらなくなっちゃったなぁ。」とこぼす僕に、「面白いゲームいっぱいありますよ！」と彼は楽しそうに色々と僕の知らない「今熱いタイトル」を教えてくれた。

彼があまりに楽しそうに話すので「スマホで手軽に遊べて、ガチャゲーじゃないやつ何かある？〇曜日限定ダンジョンとかもできない日があるからやだよ」と何気なく聞くと、「Hearthstone（ハースストーン）面白いですよ」と教えてくれた。

何それと聞いてみるとBlizzard Entertainment社の出しているカードゲームだと言う。「デッキを組んで戦うやつ？」と聞くとそうだと言うので、マジック：ザ・ギャザリングははるか昔に大ハマりしていた（テンペスト～神河ブロック）のと、ブリザード社があのディアブロⅡの会社だと言うことを知っていたので、少し興味を持ってその日のうちにインストールした。（続く）