簡単にセッションについてまとめてみた
皆さんはセッションと聞いて何を連想させますか?何を弾いていいか分からない?怖い?難しい?とネガティブなことが多いはず。今回はそんな方に向けた内容になります。
セッションは怖いものなのか?
セッションに踏み出せない原因の1つが”よく分からなくて怖い”というのがあると思います。実際、イベントに行って苦労したという体験談を耳にします。僕自身も初めて友達にセッションに連れて行ってもらった時、”この曲C7のコード一発で弾けるよ!”と言われ参加してみたら全然弾けませんでした!笑
そう、ここがセッションの魔の手の1つ”やってる人の簡単だよ!発言”です。
当たり前ですが、初めてセッションに行った時は僕も初心者の1人です。ベースで軽いアドリブができてもセッションの流れなどはまったく知りませんでした。そこがやっぱりセッションというものに恐怖した部分でしたね。
なので、初めのうちはセッション慣れしている人の”簡単だよ!”は”(知識があれば)簡単だよ!”という感じで捉えていればいいです!
では、その知識とはどんなものなのでしょうか?セッションに行く前に最低限知っておきたい知識の紹介です。
※ここからの内容は個人差があるのでご了承ください
フリーセッションの流れについて
セッションにもイベントとしてのセッションとフリーセッションとがあります。僕やみなさんが出演できるのはフリーセッションになります。イベントのセッションは決まった出演者が演奏して観客がチップを払うというものが多いですね。セッションの情報のところに参加費や閲覧費が書いてあれば、フリーセッションになります。
僕がよく行くフリーセッションは入店して参加料を払い置いてあるホワイトボードの担当パートのところに名前を書きます。来るひとはオープンから来てる人もいれば、途中から参加する人もいて様々です。
ほどなくしてセッションが開始されるとセッションホストのメンバーのオープニングセッションがあるところもあります。セッションホストというのはそのセッションを仕切ってくれる人たちのことです。そのセッションによって人数は異なりますが、ギター、ベース、ドラムのホストはよくみます。
セッションホストのリーダーの人が最初に記入したボードをみて、ランダムで出演者を選んでくれます。ステージに上がり演奏する曲を決めたり、ホストの人が提案した曲を演奏するというパターンが多いです。
演奏が終わったら次の人に交代するか、連続で出演するかになります。その時の演者の数によってパターンは異なります。
演奏の大きな流れを知っておこう
セッションには大きく分けて
イントロ/テーマ/ソロ/テーマ・・・
といった流れがあります。曲によってはイントロがあったりなかったりもします。ではぞれぞれのセクションの解説です。
テーマ
イントロの前にテーマの紹介になります。テーマは曲が始まるところであり、メロディが始まるところになります。歌物のセッションだったら歌が始まるところですね。テーマは曲の冒頭と曲の終わりにあります。パートがソロを交代する際に挟んだりもします。
イントロ
曲に入る前にあるものです。イントロが終わればテーマに入り、曲がスタートします。いわば前書きみたいなものです。
ソロ
このセクションがセッションの醍醐味になります。もっとも自由に弾くところです。コード進行に沿って演奏され、基本的にテーマからの進行でイントロの小節は省かれます。
自宅で出来るセッション練習方法
楽曲を理解しよう!
セッションでもの予習は必須です。自由に演奏していいと思われがちですが、決まり事も存在します。例えば、チキンやカンタループ・アイランドといった曲はベースリフで始まることが多いです。なので、そのリフを弾けるようにしましょう。そのほかにもIsn't she lovelyのような最後のみんなで一緒に弾く”キメ”が存在する曲もあります。コード進行だけでなく、決まり事も知っておきましょう。
Youtubeでセッション動画をみてみよう!
曲によってはセッションの時原曲と雰囲気が変わるものがあります。なのでセッションバージョンの曲を聴いておくといいです。検索の仕方は
曲名 セッション
曲名 Jam
と検索すると出てきます。楽曲は海外のものなのでJamと調べると海外のプレイヤーが多くヒットしたりするのでオススメです。
音源で練習をしよう!
Youtubeにセッション練習の為に作られたトラックをアップしているアカウントがあります。それで練習するのが効果的です。ものによってはマイナスワンの音源(1つのパートが抜けている音源)もあるので是非活用してみてください。僕はよく
曲名 Chords
曲名 コード
と調べています。これらも海外のアカウントが多いので英語検索をすると多くヒットします。
とりあえず知ってればいいセッション定番曲紹介
※ジャズファンクセッションでの頻出が高めのものになります
歌もの
Feel like making love/sunny/Isn't she lovely/Lov'in you/Stand by me
インスト
Cissy Strut/Cantaloupe Island/Chameleon/Chicken/strasbourg st denis
歌ものの中にはインストで行われるものもあります。
やり方を覚えて楽しむもの
これらがセッションに行く上で知っていて困らないことだと思います。セッションにはジャンルの特色があるので注意しましょう。それについては各セッションの情報に載っていることが多いです。なので、明記されているところに行けば安全ですね。
最近ではセッションの練習会をしているイベントなどもあり、よりポピュラーなものになってきています。しかし、まだまだマイナスなイメージが多いです。セッションは楽器で会話をするものと言う人もいます。なので、やり方を覚えて楽しみましょう!
【筆者紹介】
土田 航(つちだ こう)
京都でベース講師をやっております。
Youtubeにて弾いてみた動画やレッスン動画掲載中
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