コエタロ (夏の家)
アルヴァ・アアルトの「夏の家」は、フィンランドのムーラッツァロ島の高い木立に囲まれた岩盤の上に建っている。完成したのが1952年で、ル・コルビジュエのカップマルタンの小屋と同じ年ということになる。この家が「コエ・タロ(コエ=実験・タロ=住宅)」という名称で呼ばれているのは、アアルトはこの家を様々な構造や素材を試していたためとされているが、実は税金を安くするために税務署にて「いやー、ここは住むためでなくあくまでも実験のための家で...」と掛け合ったというのが真相。でも、税務署側