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デンマークにきて意外だったこと10選

今日はデンマークにきて、意外だったこと10選です。
ここに来て最初の1週間の間に携帯のメモに適当に書いた気づきを整理してみました。

どれもわりと些細なことで今ではそんなのふつうじゃん、と思うことばかりなのですが、メモに書き出したぐらいなのだからきっと何か感じで書いたんだろうな、と思いここにも書いてみます。

長くなってしまったので、気になるものだけ選んで目を通してもらえればと思います。


1. 人も電車もバスも、みんな時間を守る

「海外は人も電車もバスも、時間通り来なくて当たり前」
という考えで渡航したのですが、これが良い意味で裏切られました。

まず、電車もバスも時間通りに来ます。それもわりと本当に1分単位で。
これにはなかなか感動しました。
なぜなら、そんなことが起きるのは日本くらいだと思っていたからです。日本とここデンマークでは走っている電車やバスの本数が圧倒的に違うので正確には比較できないと思いますが、それにしても、時刻表通りにくるな、という印象を持ちます。

私は、知らない土地で初めて利用する電車やバスが時間通りに来ないと、間違った場所で待っているのではないか、もしかしたら運休になったけどその知らせを逃したのではないか、なんて意外と心配で不安になってしまう性分なので、時間に来てくれることは精神的にとっても助かります。

そして、人も時間を守る。少なくともこの学校の生徒はみんな、時間を守るだけでなく、10分前行動・5分前集合を実践しています。日本の小学校で習ったことがここでも実施されていることに正直驚きました。まさか、こんなところに共通点を覚えるなんて(笑)

海外ってみんな時間守らない印象だったけど、私の勘違いだったっけ、と一瞬思いつつ、ドイツではバスはボイコットで何の知らせもなく来なかったり、イタリアに修学旅行に行った際も待ち合わせに人が時間通り来ない。

あ、やっぱり海外って日本に比べて時間にルーズだった笑
期待値は高くしないことを心がけなければです。


2. びちょびちょの髪の毛のまま外に出る

フォルケというわりと自然体でいようね、という場所だからなのかはちょっと謎ですが、とにかく男子も女子もみんな髪の毛を乾かしません。

びしょびしょに濡れた髪の毛のまま授業に出たり、ご飯を食べたりしています。

私も髪の毛を乾かすのがめんどくさくて時々濡れたままにしてしまいますが、それは家だからであって、みんなの前でやるかと言われたらそれは話が別です。

ただフォルケは学校でもあり、私たちの家でもあるのでまあ、納得か…なんて思っていたら、どうやらふつうに外でもやるみたい。

濡れた髪のまま買い物に行ったり、電車に乗ったり。

濡れた髪の毛で外に出たからと言って誰かに害を与えるわけではないので、別にいいですが、もし日本に来た時には、髪の毛は乾かした方がいいかもしれないね。とだけ伝えておきました(笑)


3. 電車のチケットは早く買えば買うだけ安くなる

デンマークだけでなく、ヨーロッパでは電車のチケットは早く購入すればするだけ安く購入できます。

日本では普通の電車の場合はいつチケットを買っても金額は変わらないのでその感覚でこっちにきたらかなり損をしました。

実際、私が初めてデンマークにきた日、コペンハーゲン中央駅から学校の最寄りまでのチケットを窓口で購入した際、7,000円くらいしたのに、2週間から1ヶ月前に購入すると2,000円ちょっとで購入できた、という衝撃的な事実にだいぶ凹みました。

もう一回ミスして学んだのでもう同じ間違えはしないでしょう(汗)

ちなみにデンマークの電車のチケットはこちらのサイトから購入できます。
DSB

ドイツの電車のチケットはこちら
DB


4. 数字を区切るときに使用するコンマと点が逆

千の位を表す時には「1,000」と表記するのが日本では一般的ですが、デンマークではこれを「1.000」と表記します。

小数点を表記する時には、コンマと点が逆になります。

知っていれば何にも驚くようなことではないのですが、このことを何も知らなかった私はこれにだいぶ混乱させられました。今回の10選の中でも実は一番驚いたことかもしれません。

そして、これまた驚いたことにこのように表記するのはデンマークだけではないみたいです。全世界共通だと思っていたものが、まさか違うなんて…。目から鱗の事実でした。

この出来事を通して、無知って怖いな、と思って書いた記事がこちら。


5. わりとシャイなデンマーク人

日本人ととっても共通しているのが、この意外とシャイなところ。一番最初にあった時、確かにみんなフレンドリーではあったけど、向こうからガンガン来るというよりも、お互いに様子を伺いながら話しかける感じでした。

この学校は割といろんな時期から入学してくる生徒が多いのですが、新しい生徒が来るたびに「話しかけにいくのなんか緊張するね」なんてちょっと遠くから眺めて話しています。

集会等で歌を歌う時もみんな声が小さいし、とある授業でみんなの前でダンスをしなければいけなかった時も、みんなとっても恥ずかしがっていました。

でも慣れてきたり、友達同士だったり、お酒が入ったパーティーとかではみんなお構いなく歌ったり踊ったりしています。

日本人もそうですよね。小中学生の頃の集会の歌声とかはめちゃくちゃ声が小さくてすぐに「声が小さい!」なんてやり直しさせられるのに、カラオケではみんな狂ったように歌う、とかそんな感じです。

「欧米人はみんなオープンで陽気」
みたいな変な偏見はよくないな、と思いました(笑)


6. ネイティブ並みに英語がペラペラ

みんなネイティブかと本気で勘違いしてしまいそうになるくらい英語がペラペラです。中には多少アクセントのある人もいますが、それでも圧倒的にネイティブみたいに聞こえる人が多く、デンマーク人と言われなければ普通に英語圏から来た人なのかと間違えます。

風の噂で聞いた、
「デンマーク人は英語ができる」
なんてなんの信憑性もない情報を頼みの綱に来ましたが、実際本当にみんな英語ができてびっくりしましたのと同時に、心底安心しました。なぜなら、私は冗談抜きで一言もデンマーク語ができないから。

そしてデンマーク人まじでめちゃくちゃ英語できるな、いいなぁ、と思いながらも頭の中に浮かぶのは「なんでこの人たちこんなに英語できるんだろう。」というなぜ?の気持ち。

いくらデンマーク語と英語は似ている言葉があったり、文章の構造が似ているからといって、どうしてそんなにネイティブ並みになるんだろう。ほとんどの人は留学経験もないのに、、。

そこで純粋に「なんで?」と聞いてみると、こんな返答が。

デンマークの人口は600万人弱と東京の半分もおらず、世界的に見たらデンマーク語を話す人の割合はとても少ない。

だから、幼い頃からテレビや映画、音楽などはデンマーク語よりも英語のものに触れる機会の方が多かった。また、何か勉強や調べ物をする際に使用する本や論文等もデンマーク語よりも圧倒的に英語の方が多い。

こうやって、学校で正式に英語を勉強し始める前から日常的に英語に触れる機会が多くあったんだよ。

あとは、デンマーク語を話す人の割合が世界的に見たら圧倒的に少ないから、英語を話せないと他の人たちとコミュニケーションが取れないから困るって思って多少の危機感からできるようになってるのかもしれないね。

なるほど。
だから、みんなこんなに英語ができるのか、と少しだけ納得です。そもそもの英語の学習方法が云々以前に英語を習得する環境や心持ちの問題も結構関係してるんだな、と思いました。


7. セブンイレブンがある

最初にデンマークに到着して驚いたことは、空港にセブンイレブンがあったことです。馴染みのない地で不安な中、一気に親近感が沸きました。

どうやら、セブンイレブンは主に空港や駅にあるらしく、これある駅は比較的大きな駅だよ、と友人が教えてくれました。

そして、日本人の感覚的にセブンイレブン等のコンビニはふらっと立ち寄るところですが、デンマーク人からすると、緊急時にしか利用しない場所のようです。

北欧で一番有名なバーストリートに以前友人と行った際、近くにセブンイレブンがあったのですが、あれもベロベロに酔っ払った時に入る緊急用のセブン。

なんで緊急用で、普段から行かないの?も聞くと単純明快な返答が。

「めちゃくちゃ高いから。」

確かに一番最初に何も知らずにセブンで買ったただの500mlの水が500円近くしました。北欧は物価が高いとわかってはいましたが、高すぎて理解に苦しんだぐらいです。

ただ、スーパー等にいけば水は半額ぐらいで買えるので安心してください。と言っても、と言っても200円はするので、まあ安くはないですね笑

これからはセブンイレブンを見かけたら日本を少し懐かしく思いつつも、何も買わないよう気をつけなければです。


8. 服が無臭

これも意外と驚いたことなのですが、服に匂いがありません。というのも柔軟剤を使用しない人が多いからです。

海外に来たなぁ、と感じるのは意外と海外特有の服の匂いからだったりするのですが、それが一切ありませんでした。

アメリカでは各家庭の柔軟剤の匂いがかなり強烈で、日本に帰ってから何度日本の柔軟剤を使用して洗ってもなかなか匂いが取れないほどでしたが、ここでは全くその問題がありません。

ただ、匂いはないものの、柔軟剤を使用しないのでかなり服はかなりパリパリします。何事も一長一短ですが、私は強烈な匂いと、服のパリパリさどちらかを選ばなければいけないとしたら、後者を選びますね。


9. 家の中で靴を脱ぐ

海外では家の中で靴を脱がないところが半数くらいを占める中、デンマークではみんな家の中で靴を脱ぎます。

家での心地よさみたいなのを重視しているからかな、なんて思いつつ、やっぱり家の中で靴を脱ぐのはリラックスできていいなと思います。

今私が生活している学校兼寮はというと、部屋の中もそのまま靴なのですが、靴だと窮屈なので私含め半数くらいは大体スリッパを履いています。

ちなみに私はスリッパを日本に置いてきてしまい、こっちで購入しました。あるとないとではかなり変わるので忘れず持っていきましょう。かなり優先度高めの必須アイテムです。


10. 駐車時間に制限がある

日本では有料駐車場以外の駐車場では特に制限時間はありませんが、デンマークでは有料/無料に関わらず、駐車時間に制限あがあります。

スーパーなんかに行った際にも、大体看板に何時間までと記載されており、その時間をすぎると早く立ち退くように貼り紙がされます。

イメージ的には本来止めてはいけないところに自転車を止めて、注意喚起の張り紙や警察からの罰金の紙が貼られているイメージです。

どうやって各車の駐車時間を測っているの?というと、それぞれの車に時計のようなものが貼ってあり、停めた時間に時計の針を合わせておきます。

書いていて思ったのですが、自分で時計の針を合わせるならいくらでも誤魔化しが効くのでは、なんて思ってしまったのですが、そこは気づかなかったことにしておきましょう(笑)


おわりに

どれもこれも結構些細なことで書き出すまでもないかな、と思いながらも意外とこうしたことが日常生活をしていく上で結構気になるのかな、と思い書いてみました。

次回は、、、まだ何を書くか決めてないのでお楽しみに。

フォルケホイスコーレ、デンマークの生活など、なんでも質問がある方は気軽に連絡してください。
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