民泊事業をしようと思ったきっかけと最初に始めたこと

前回のnoteで、愛媛で物件を探そうというところを話しましたが、

よく考えたらどれくらいの知識を持って
なぜゲストハウス運営をしようと思っているのかを
お伝えしてなかったので、そこら辺の話を今回はしようかと…

前職でどういうことをしていたのか

自己紹介にも書いてありますが、
本業は映像を中心とした広告制作を前職を辞めても
継続して映像制作の仕事はしております。

前職では、2005年に私が入った時にはメンバーは私含めて5人。

他の4人は日大芸術学部出身で、
その中の一人が私と高校の同級生で誘われてみたいな感じでした。

一応クリエイティブブティックみたいな形で、
映像を中心に広告代理店さんからお仕事をいただいて仕事をしてたのです。

当時はYouTubeも無い時代で、
今でこそ映像制作会社は沢山がありますが、
都内でも数えるくらいしかなかったと思います。

マンションのワンルームの1室から始まって、
14年近くで何度か引越しをして、そこそこ大きいオフィスになり、
私が辞める時には、社員も20人近くまで増え、
私も営業担当の取締役として経営の一翼を担わせてもらえ、
給料もまぁIT系ベンチャー企業ではもらっていた方かなと…。

今まさに映像のニーズは多い中、
何故14年も勤めてたのにあっさりと辞めたの?って
思われる方は多いと思いますが、

その理由は、映像以外にも、
自分がチャレンジしたいことをやってみたいという一心でした。

映像を作ることは好きなのですが、
あくまでもお金をいただく対価としての業務なので、

いくら自分がこっちが良いと思っても、
最終的には広告主や広告代理店の皆さんの判断が第一優先となります。

それが嫌とかではなく、
自分がやってきた仕事はあくまでも他人のための仕事で
自分のための仕事ができてないなというのを感じたのです。

自分のための仕事をする

これをするには、前職の会社での取締役という肩書きの中では、
スタンドプレーになってしまいますし、

広告制作というとやはり労働時間が長くなってしまうので
その仕事の合間にというのも難しいので、

一度退路を絶って、自分が何ができるか考えて
やりたいことを決めようと思って退職を決めたのです。

退職のタイミングは、
自分のやりたいこととして、

サッカーのロシアW杯の現地観戦で、日本代表が負けるまで追いかける

というのを決めてましたので、

2018年5月末まで勤め上げ、
6月上旬にはロシアに向けて出発し、ロシアW杯を現地観戦しながら、
自分のための仕事としてどういうものが良いかを考えようとしました。

自分のための仕事を探すために、
自分の好きなサッカーでロシアW杯を気のすむまで現地観戦するとは、

前回の記事でも書きましたが、まさしく、

目標のために明らかに大きなニンジンをぶら下げる
ということかなと…笑

ロシアW杯の現地観戦を自分探しの旅に

こんなタイトルだと、格好良く見えますが、
当時38歳、3人の子持ちで住宅ローンを抱えた一家の大黒柱が、
会社辞めてロシアに好きなサッカーを観に行くとか、
普通に考えたら狂気の沙汰ですね。

あっさり許してくれた嫁には、今でも感謝しかありません。

初戦のコロンビア戦の歴史的勝利や、
ベスト8をかけたベルギー戦でラスト14秒で失点して劇的逆転負けなど、

サッカーに関わる楽しかったことをつらつらと書き出すと
キリがないですし、このnoteの主旨ともそぐわなくなるので、
本題に戻ろうかと思うのですが、

このロシアW杯での旅行の宿泊施設は、
ほぼairbnbで手配したのです。

中でも一番記憶に残っている施設はこちらです。

このカザンという場所は、
日本代表がキャンプを張っていたところで、

日本代表の練習グランドまで歩いていける立地の宿泊施設をairbnbで探し、
そこに3泊ほどしました。

この宿泊施設ですが、団地みたいな集合住宅で、
普通に考えたらこんなところ絶対に泊まれません!笑

3LDKの広い部屋に一人で泊まっていたのですが、
家を出る時には、住民にばったり会ったりしますし、
ロシアの日常を感じられたのがすごく新鮮でした。

自分が海外のサッカーチームからオファーをもらって、
最初に住み始めるとしたらこんな感じなのかな
と思いながら、

近所のスーパーで買い出ししたり、行きつけのカフェを見つけたり、
洗濯したり、家の周りをランニングしたり、公園でぼーっとしたり…

現地での暮らすように過ごした日々がとても素晴らしく、
訪日外国人旅行客に日本で暮らすように過ごす体験ができる宿泊施設を
提供したいと思うようになったのです。

民泊事業を生業にするにあたり注意した4つのこと

2020年に東京での五輪開催が決まり、
訪日外国人旅行客もどんどん増えてきて、
ちょうどインバウンド事業が国策として期待を寄せる中、

国が力を入れている事業と
自分がやってみたいと思う事業が重なっていたので、
追い風とは思いましたが、

民泊はおろか、不動産の事に関しては全くの素人なので、
以下のことを注意しました。

・民泊を本業としない(映像制作は本業として続ける)
・賃貸ではなく、銀行融資を受けて不動産を購入した上で事業化
・民泊が失敗しても、不動産大家として利益が上がる物件を探す

・民泊が失敗しても、最悪自分が住んでも良いと思える物件を探す

民泊を本業にせず、映像制作を本業とすると
本末転倒かと思われる人もいるかもしれませんが、

やはり自分が今までやってきた仕事が
一番成果を上げられるのはわかっていたので、

先ずはそこで家族を養うための最低限の収入を得るということを
意識したのです。

民泊は本業とせずとも副業ではなく、複業というイメージで、
ゆくゆくは映像制作の本業よりも収支が上げられればという感じでした。

次に賃貸ではなく、不動産を購入すると
リスクが高まると思われる人もいるかもしれませんが、

銀行での融資を受けるとなると、
事業計画をきちんと立て、資料を作成し、
融資のためのプレゼンをすることで、色々な人を説得する必要があります。

事業融資の担当の方からOKをもらえないようなビジネスモデルであれば、
その事業が穴だらけと言わざるを得ないですし、

融資を受けるために、自分でも事業を改めて見つめ直し、
客観的な判断ができると思ったのです。

それと、賃貸で民泊事業を行うと、
家賃は通常よりもアップしますし、大家さんを稼がせてるということで
事業に対する利益率が下がりますし、

自分のものではないということで賃貸物件に対しては
あまり愛着も生まれてないかと…。

残りの2つは民泊事業として立ちいかなくなった時のリスクヘッジで、
不動産大家として問題なく運営できれば、大丈夫だろうと考え、

民泊の書籍はあまり書店に並んでないというものありましたが、
先ずは不動産大家としての勉強を進めようとしました。

ロシアW杯から帰国した2018年7月上旬から
不動産大家になるための勉強を始めるわけですが、
少し長くなってしまいましたので、その話は次の記事で!

それでは!


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