広告制作の会社が自社の広告に本気で取り組んだらどうなるか
今回は、広告制作の会社が自社の広告に本気で取り組んだらどうなるかということで、私は映像を中心とした広告制作を生業にしているのですが、それ以外に愛媛県松山市に1日1組限定のゲストハウスを作っていて、その集客で自分が知り得る限りの広告ノウハウを使って集客してみるというお話です。
事の発端は、前回、地元タウン誌からの広告営業に乗っかって、広告紙面を50万円で購入したことです。
紙面の内容は2ヶ月に渡って掲載するようなものになり、内容は掲載後に改めて記事にしたいと思いますが、正直、地元タウン誌の効果がどれだけあるかは疑問で、旧態依然のマス広告と揶揄されることも多く、実際に大手広告代理店でバリバリの営業マンの友人に地元タウン誌へ50万で紙面を買ったという話をしたら、めちゃくちゃ驚かれました。
「50万あったら、地方だったら普通にTVCMバンバン入れられるよ」って…笑
そう考えると、地元タウン誌だけの広告だけだと心もとなく感じてしまい、それならGoogle広告とアフィリエイト広告なども出稿してみて、どれが効果があったかを肌で感じてみれば、本業の方でもプラスになると思い、早速、Google広告を作ってみました。
検索ワードでは、愛媛県の旅行と言えば、道後温泉ということで、キーワード検索に入れてみました。
ただ、ここでめちゃくちゃ驚いたことがありました。
それは、道後温泉で検索した時に、道後温泉のどの宿泊施設も広告出稿をしていなかったのです。
道後温泉の検索ワードを誰も買ってないのです。
道後温泉行きたいと思って検索すると、600万以上のサイトが出てきて、その中で広告枠とはいえ、一番TOPに出てくるのに…。
マジか…。
今まで、道後温泉近くのホテルは、JTBやHISなどのツアー会社からの集客や訪日外国人などのインバウンドで潤っていたので、こういったところで個々のホテルでの広告宣伝をやってきてなかったのでしょう。
全国有数の温泉地も、苦境に立たされている。松山市の道後温泉。松山空港と上海や台北、それにソウルを結ぶ国際定期便は、新型コロナウイルスの影響で、3月9日以降、すべて欠航。
外国人にも人気の国の重要文化財「道後温泉本館」を核とする共同浴場の入浴客数は、3月、去年の同じ月に比べて、およそ3割落ち込んだ。
「道後温泉旅館協同組合」によると、道後温泉の宿泊客数は、3月は去年の同じ月に比べて半分以下に減少。4月の予約は、さらに落ち込んでいた。
旅行代理店に集客をほぼ任せていた観光地の宿泊施設は、これからどうやって集客していくのでしょうか。
この自粛ムードの最中で、自分たちが苦しいからと、いきなり地元の人に泊まってくれと訴えてもそう易々と泊まってくれません。
また、観光地の旅館・ホテルだと、フロント、コンシェルジュ、客室係、シェフ、ポーターなど沢山の従業員を抱えているので、経費もかなりかかります。
地元の方に数組泊まってもらったくらいでは赤字を垂れ流し続けるだけで、何軒か倒産してしまう旅館やホテルもあるかもしれません。
道後温泉の旅館・ホテルの実情を悲哀しても先に進まないので、とりあえず私としては、道後温泉本館が6月19日から再開されたら、このGoogle出稿がアクティブになるように先に申請を進めております。
ちなみに今日取材が入る雑誌の発売日は6月20日なので、広告のタイミングとしてはちょうど良いかと…。
そしてアフィリエイト広告も検討しました。
私はアフィリエイターとしてではなく、広告主側として登録し、広告出稿の資料請求を行いました。
とりあえず、今年の夏のゲストハウスの粗利は、広告費が賄えればくらいのゆるい目標ですので、色々と試してみたいと思います。
来月にはラジオCMとかTVCMを自分で作って、制作会社と広告主が一緒という変な座組みで新たなマス広告を試すかもしれません。
広告制作会社というのは、直接クライアントや広告代理店からのオーダーに従いながら予算、スケジュールを加味して制作していくだけで、実売のノルマが与えられるわけではないので、本業の広告制作の分野でも自分が広告主の立場で考えられるということはアドバンテージになるでしょう。
そういった差別化をどこの分野でもできるようになると、自分のビジネスモデルも商品としてより良いものになってきますので、読んでくれた皆様の参考になれば幸いです。
広告の結果、宿泊状況がどうなっていくかもここで発信していきますね。
現状はこんな感じです。airbnb以外にInstagramから直接予約が入ったりしているので、これが全ての売上ではないですが、大体こんな感じです。
とりあえず、7月8月9月の3ヶ月の売上で200万を目標にして、粗利140万、広告費はMAX140万で6月末まで集客が伸び悩めば、ラジオCMやTVCMなど他の媒体への露出も考えていきたいと思います。
それではまた!
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