地方創生をビジネスとして考えてみた

こんにちわ!前回のnoteからかなり空いてしまいましたが、今回は、地方創生をビジネスとして考えてみたというテーマでお話したいと思います。

これを聞くと、地方創生って色んなところで町おこししてるし、田舎に移住している人もいるし、結構盛り上がって立派なビジネスじゃん、それを今更ビジネスとして考えるってどういうこと…って思う人もいると思いますが、私の感覚では、

地方創生をビジネスに利用している

という感じかなと…。

要するに、地方創生っぽいことをして利益を得ようとする人が沢山いるということです。

ビジネスというのは、必ず支払ったコスト(お金・時間)より多くのリターン(結果)が出ないと成立しません。

ただ地方創生の場合は、ほとんどの場合、地方自治体が旗振りで、行政の職員を配置し、補助金を使って行なっているため、コストが明確でありません。

補助金の出どころも、結局は国が毎年お小遣いのように地方自治体に地方創生支援事業費みたいな形でお金をくれる感じで、別にそのお金を返す必要もないので、コストにシビアになることはないですよね。

そんなゆるい感じで始めている地方創生なので、当然、明確なゴールとして求められている結果もありません。

そうなると、以下の図式は全く成立していないことがわかると思います。

地方創生をためのコスト(お金・時間) < 地方創生の結果

それでは、今盛り上がっている地方創生とは一体何なのか…

それは頑張って地方創生やってるよアピールに他なりません。これをしないと国が毎年お小遣いをくれないので…。

来年の予算をもらいたいので、それなりに今年の予算を消化するという感じです。

予算の消化、つまり無駄遣いですね。

確かに色々な人を巻き込んで、お金を使うことで経済を回すことはできるかもしれませんが、そこで良いのは、その回している経済の中にいる人だけで、周りには全く波及しません。

こんな感じの地方創生が、日本全国至るところで起こっているのです。

これを私が肌で感じたのは、愛媛に1日1組限定のゲストハウスを作ってからです。

たまたまうちのゲストハウスは三津浜地区というところに位置し、そこは江戸時代から昭和初期の民家が多く点在し、歴史的にも良いところなのですが、その町並みを守ろうと色々な補助金が存在していました。

毎年、こんな感じで、全く意味のない補助金が1件につき、最大500万円申請できるんですが、美しい街並みの景観保全ではなく、ちょっと昔からあった商店の建て替えや全く賑わいを創出しないところに沢山のお金が流れているのです。

こんなことをしていたら、そりゃ地方創生にならないですよね。

以前にnoteで、こんな記事も書いておりますので、興味を持った方はこちらも是非!

それではまた!

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