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なんのために副業するのか?

こんにちわ!今回は、なんのために副業をするのか?というテーマでお話ししたいと思います。

今回は、セミナーの依頼をいただきまして、そこで話す内容を整理したいなと思い、noteに書いているので、ちゃんと目次を作って進めていこうかなと。

それでは、よろしくお願いします。

はじめにーーーーーーーこれからを生きるあなたたちへ

最近、お金のことについて騒がしくなってきましたね。

「老後2,000万円問題」
「終身雇用の崩壊」
「大企業の副業解禁」

こういったことから端を発し、皆んながお金のことについて、本気で勉強し始めて、副業での稼ぎ方を模索しているところではないでしょうか。

ただ、副業って言われても、今までやったことないし、インターネットでも書籍でも情報が溢れているので、どこからどう手をつけて良いか分からないという人も多いはず。

ここでは、どの副業が楽で簡単に稼げるとか、オススメの副業を紹介することはありません。

なぜなら、極論、どの副業でも稼げるからです。

副業といっても、お金より経験を積みたいという人もおりますし、稼ぎたい金額もバラバラなので、それぞれの人がそれぞれのペースで、無理なくお金を稼げるようになるというのがゴールな気がしますが、中々そのゴールが遠いと感じてしまう人も多いことでしょう。

本セミナーで、そういった副業に対する固定概念を取り払い、副業のハードルを下げてもらうことができたら幸いです。

1章 副業が好きなことじゃなくてもいい
ーーー他では売っていないオリジナルの商品が一つあればいい

実際に副業を始めてみようって考えた時、多分皆さんはインターネットで、「副業 オススメ」とか「副業 在宅」とか、副業と後に何かキーワードを打ち込んで、AND検索をすることが多いのではないでしょうか。

そうすると、色々と副業の種類が出てきます。特定の副業をオススメすることはしませんが、気にしなければならないポイントは一つだけ。

誰でも同じだけ稼げる(成功する)方法はない

ということです。

人によって能力も違うし、環境も違うし、年齢、スキルなど、今まで生きてきて経験したものなど前提条件が違い過ぎるから、誰でも同じだけ稼げるというのは難しいでしょう。

ただ、失敗する理由はある程度限られてくるので、副業を考える上で失敗する副業がどういうものかを両学長のYouTubeでご紹介しますね。

これを見れば、やってはいけない副業に関しては、ある程度理解できたと思うので、次に副業をする際に、心がけることをお伝えすると、

自分だけのオリジナルの商品を持ち、それを原価(経費)より高く売る

自分だけのオリジナルの商品って言われても、そんなの作ったことないからできないと思われるかもしれませんが、人によって能力も違うし、環境も違うし、年齢、スキルなど、今まで生きてきて経験したものなど前提条件が違うことを利用すれば、オリジナルの商品はいくつか思いつくのではないでしょうか?

ただ、海外旅行が好きだからゲストハウスを作りたいとか、自分の好きなことや、やりたいことをダイレクトに仕事にしてお金を稼ごうとするのは避けた方が良いかもしれません。

好きなことだと、自分がそれにかけた時間も苦にならないので、経費も甘くなりがちですし、好きなことなだけに、ビジネスとして失敗した時に折角好きだったことが嫌いになってしまうというのはビジネスの失敗以上に不幸なのかなと…。

“好きなことで生きていく”とビジネスを狭めてしまうかも!?というnoteで詳しく書いていますので興味ある方は是非。

自分だけのオリジナルの商品を作るのに重要なのは、なるべく一次情報をキャッチして、市場の歪みを見つけるということに尽きます。

一次情報とは、実際に経験された方からの情報のことで、他の人が他人から聞いた情報になると二次情報ですね。

二次、三次と人伝てで情報が伝わると、伝言ゲームのように全く違う情報になってしまう可能性があるので、なるべく実際に経験された方の話を聞くようにしましょう。

そして、情報に関してもう少し掘り下げると、情報の非対称性というのを意識すると良いというお話をしてみますね。

私がゲストハウスをやろうと思った時に、東京などの主要都市でやろうとしなかった理由は、ライバルが少ないというのもあったのですが、地方と東京などの主要都市だと土地の値段が全然違うのに、ホテルの料金はそこまで差がなかったのです。

地方だと東京に比べて土地代が安いのに、ホテルの宿泊単価が土地代と比べると大差ないということであれば、きちんとホテルの経営ができれば圧勝できると思ったので、地方に照準を合わせて選定をしました。

こういった地域や状況によって需給バランスが崩れていることに、いかに気づくかが勝負の分かれ道ではないでしょうか。

ここら辺の考え方は、金融用語で言うところのアービトラージ(裁定取引)に近いのかなと…。

アービトラージ(裁定取引)
ある場所では豊富に存在していて安い商品が、ある場所では極めて貴重で高値で取引されていたとする。その事実を知っていれば、安いところで買い、高いところに持って行って売るだけで、利益を得ることが可能となる。例えば、日本などの水資源が豊富な地域では水は希少性が乏しいため、極めて安価である。しかし、この水を砂漠のような水の希少性が高い地域に運んでいけば、高値で売ることができる。金融の世界でも同様な取引があり、金利の低いところで金を借り、金利の高いところで貸し出せば、元手が少なくても多額の利益を手にすることが出来る。このような取引が行われた結果、価格(金利)の低い市場では需要増大で価格(金利)が上がり、価格(金利)の高い市場では供給増大で価格(金利)が下がり、次第に価格差や金利差が収斂していく。価格が収斂していくこの過程を一物一価の法則という。同じ品質(財の同質性)の二つの商品に異なる価格が成立していることが知られている(完全情報)場合、両者の価格差は裁定取引の対象となる。裁定取引の対象となるまでは、分断された別々の市場として別の価格がついていても、対象となれば価格が収斂していくので、裁定取引には市場の接続、あるいは拡張の効果があることになる。こうすることで、より必要なところへ必要なものが供給され経済の資源配分が効率的になる。不確実性のない市場では裁定取引を行う機会がないため、裁定取引非存在条件が成り立つ。
ここで重要なのは、目に見える価値と本来の価値に乖離があるというのを頭に入れておくことです。

こういった市場の歪みを自分が見つけられることが、副業の第一歩です。

ここまで読んだ皆さんも是非自分が勝負すべき場所を考えてみてください。

2章 副業に必要なのは本を読むこと
ーーーよい本との出合いが無ければ副業で成功しない

続いて、自分が勝負すべき場所が決まったら、それに関する書籍を読み漁ってください。

最低でも30冊以上、新刊だけ読むとかではなく、古い本も含めて幅広く読んで、ここは間違えてるなとか著者の意見に自分なりの意見をぶつけられるくらいになるまで読んでいきましょう。

ブックオフの中古本や図書館を利用すれば、沢山本を購入してもたかが知れてます。

私がゲストハウス事業を始めるにあたって、最悪、事業として立ちいかなくなった時でも、不動産事業としてリスクヘッジできればと思い、不動産投資の勉強を始めた時も書籍を沢山購入しました。具体的な本の探し方などはこちらを参考にしてもらえればと。

こんな感じで自分が副業したい分野で本を30冊くらい読もうとして挫折してしまう人もいるかも知れませんが、そこで挫折してしまうのであれば、自分が勝負すべき場所を間違えています。

なぜなら、先ほどお話しした市場の歪みは、自分自身にも当てはまるからです。

ほとんどの人が大変だと思っていることが、自分では難なくできることってありませんでしたか?

うちの子どもでいうと、電車が好きで、一日中電車の本を読んだり、Nゲージで遊んでいても全然飽きる素振りがありません。

そんな感じで、自分が苦しいと感じない分野で副業を考えた時に、他の人が苦しいと感じているとしたら、続ければ続けるだけ差が開くので、アドバンテージが生まれます。

本を沢山読んでも苦にならなければ、必ず良い本とも出合えるでしょう。

ただ、良い本と出合っても、それまでに何十冊も同じ分野の本を読んでいれば、その本に書かれている著者の意見全てが賛成という訳ではないはずです。

意志を持って書籍を読み進めると、必ず著者とは違う意見も出てきます。

ここは賛成だけど、あそこは違うと思う

という感じで、本を読みながらも、自分の進みたい道が見えるようになり、それがオリジナルの商品づくりにつながっていくのです。

ここは、他の人との差別化になるので、自分のオリジナルの商品で言うと、攻撃の部分ですね。

それ以外にも、「確実にこれは正しい」と思える最大公約数的な情報も得られます。

こっちは、変な失敗しないをしないための自分のオリジナルの商品で言うところの守備の部分になるのかと…。

このように攻守においてきちんと情報を得ることが、他の人との差別化につながるので、副業をする分野においては、ここが明確に定まるまでは、行動よりもまずは本を読んで足元を固めることが重要なのではないでしょうか。

そうやって自分のオリジナルの商品の骨子がイメージできたら、他の人に話してみて、客観的な視点でも取り入れるようにしましょう。

相手は自分が思ってる以上に自分の商品に価値を感じていないことも多いので…笑

最後に、私が不動産投資の本を多読して気づいたnoteのリンクを貼っておきますので、興味がある方は是非!

3章 副業とは学び続けること
ーーー学び続けることで死ぬまでお金に苦労しなくなる

一度、副業で稼げるようになったら、その稼ぎ方を改めて振り返ってみましょう。

お金の稼ぎ方はフローとストックという二つあって、フロー(flow)は「流れ」という意味で、フロービジネスはその都度の取引で収入をあげているスタイルのビジネスです。

自分の時間を切り売りするということで、正社員とか非正規雇用とか、アルバイトとか日雇い労働者も、時間単価に差はあれど、すべてフロービジネスです。

一方、ストックビジネスのストック(stock)は「貯まっていく」という意味で、継続的な利益を得るスタイルで、自分が手を動かして働くよりもお金に働いてもらうイメージがわかりやすいかなと…。

定年が引き上げられているとはいえ、自分が死ぬまで働き続けるというのは大変ですし、定年前にリストラされたり、それこそ自分が勤めている会社が倒産することだって充分に考えられます。

老後は年金だけじゃ心許ないなぁ…

なんて言ってる場合ではなく、定年まで何事もなく無事に勤めあげられること自体、難しい世の中になってきているのです。

そう、ビジネスには必ず賞味期限があることを常に意識しましょう。

また薄まった成功体験や賞味期限切れの成功体験は人を退化させますので、常に学び続ける姿勢が大切です。

その際に意識することは、

フロービジネス<ストックビジネス

こちらに尽きます。

副業を始める際に、最初は、自分の時間の切り売りのフロービジネスでも仕方ないですが、最終的には、お金に働いてもらって継続的に利益を得られるストックビジネスを目指しましょう。

4章 知らない土地でやったことないビジネスを成功させた自分の話
ーーー東京から愛媛、映像制作から宿泊業へのビジネスを変化させた理由

私が前職を辞めてから2年半で、当時の後輩に数字の上では追いつかれてしまいました。

私は2005年から映像制作のプロデューサーとして仕事を始めて、2018年まで同じ会社で同じ仕事を続けていて、勿論、映像制作のニーズが高まったという背景はあるものの、13年以上積み重ねたスキルが後輩に数年でキャッチアップされてしまったことは事実です。

あのまま同じ仕事を続けていたら勝手に自分しかできないと勘違いして、自分が成長しないどころか後輩の成長も邪魔すると思ったらゾッとします。

具体的に、なぜ愛媛でゲストハウスという全く畑違いのビジネスをしようと思ったのかは、以下のnoteを参考にしてください。

こういう話を聞いて、自分は本業が忙しいから難しいやって思った方はこのnoteを読んでください。

あなたが忙しいと感じていた仕事は本当にあなたしかできないことですか?

私が仕事を変化させた理由は自分の心に正直に行動したからです。

ここまで読んでいただけた皆さんは、確実に自分も変わりたいと思って読んできたはず。

こちらのnoteを読んで、新たな第一歩を踏み出してみませんか?

5章 これからの会社のあり方
ーーー社員ではなく仲間、案件ごとに集合と解散を繰り返すチームづくり

最近、社員を雇ったりしないんですか?という質問をよくいただくのですが、多分この先も社員という雇用形態で一緒にお仕事をすることはないでしょう。

熱意ある若者から、どうしても社員にしてほしいと言われたら、

3年でクビにするけど、それでも良い?

と逆に質問すると思います。

もちろん、その3年間で責任持ってその若者が自分で独立できるように育てる前提ですが…。

社員を入れてしまうと、その労働力を経費としてみなし、何とか元を取ろうと社員をこき使ってしまうことにもなりかねません。

社員になった人も私が仕事を与えてくれるだろうと受け身になってしまったり、お互いがお互いに依存するのは良くないと思うので、3年という区切りを付けて向き合う方が、緊張感があって良いのかなと…。

そういう意味では、プロジェクトごとに集合と解散を繰り返し、色々なプロフェッショナルと仕事をしながら自分を高めていけるというのが理想と考えます。

仕事として行うプロジェクトも、単発ではなく、自分が思い描いた未来に対して迎えにいくための努力・行動を重要視しております。

こんなことを偉そうに言っておりますが、私もまだまだ全然できておりません。

皆さんに話したことを言霊にして、私も努力を続けていこうと思います。

おわりにーーーーーーー副業ではなく、複業、そして福業にしていこう

最後に、百聞は一見にしかずということわざの続きのお話をさせてください。

百聞は一見にしかず
(聞くだけでなく、実際に見てみないとわからない)
百見は一考にしかず
(見るだけでなく、考えないと意味がない)
百考は一行にしかず
(考えるだけでなく、行動するべきである)
百行は一果(効)にしかず
(行動するだけでなく、成果を出さなければならない)
百果(効)は一幸にしかず
(成果をあげるだけでなく、それが幸せや喜びにつながらなければならない)百幸は一皇にしかず
(自分だけだなく、みんなの幸せを考えることが大事)

色々な人がよく行動しましょうみたいな話をされると思いますが、それだと実は、半分までしか達成しないことになってしまいます。

副業を始めたばかりだと、自分の収入を増やすことが先ず第一だと思いますが、それがフロービジネスからストックビジネスに変わっていけば、副業から複業となるでしょう。

またその複業で得た利益で、他の人の幸せまで考えられるようになれば、複業から福業となるでしょう。

私がこれまで話したことが少しでも皆さんのお役に立てれば、私の仕事も福業と言えるかもしれません。

最後にこの言葉を紹介して終わりたいと思います。

アドバイスを貰っても行動に移さない人にアドバイスをする人は成功しない

是非、皆さんが行動し、自分の未来を迎えに行く努力をしてくださるのを切に願っております。

それではまた!

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