行動経済学は頭に入れておいた方がいいですよね

どうもこんにちは。TETSUYAです。


行動経済学」この言葉が流行ったのは、1016年頃だと記憶しています。

行動経済学は「心理学と経済学」とも呼ばれる領域の学問です。
行動経済学が注目されるようになった背景には、経済学が対象とする問題が移り変わってきたことがあります。かつて経済学では、大きく抽象的な経済現象、例えば、国内総生産(GDP)、金利、国債などのマクロ経済現象を対象に研究が行われてきました。ところが研究が進むにつれ、より小さな単位である「個人」に対する関心が高まってきました。少人数間のやり取りを記述する「ゲーム理論」の経済学への応用が始まったことがひとつの要因です。また、実験室における経済行動を分析する「実験経済学」が進展したことや、コンピューターの発達により個人単位のデータがより簡単に収集・分析できるようになったことも要因として挙げられます。
個人の行動・選択を記述するには、当然人間個人の行動に対する理解が必要になります。経済学に先駆けて個人を研究対象としてきた心理学を参考に分析方法を深め、経済理論を発展させたのが行動経済学と呼ばれる分野です。

簡単に言うと、「人は極めて感情的で、非合理的な選択をしてしまう」みたいな話です。

例えば、僕らが物事を判断する時に、頭の中で「市場規範」というのと「社会規範」というものが働いていて、

車のタイヤがパンクして困っている老夫婦がいて「時給200円でタイヤ交換してもらえませんか?」という依頼があった時に、「一時間働いて200円かぁ〜」と考えてしまう人でも、「タイヤがパンクして困っています。本当にすみません、報酬は出せませんが、タイヤ交換を手伝ってもらえませんか?」と頼まれたら、「よし、やるか」となったりすると思うんですね。

これって、なんとなく変な話じゃないですか?

【時給200円】だと「安い」と思っているのに、それよりも遥かに安い【時給0円】だと安さを感じていない。

意思決定の辻褄が合ってないですよね?

これは、

前者は「市場規範」というのが働いていて、市場価格と比べてしまっていて、「それだと見合わないだろう」という判断をしていて、

後者は「社会規範」というのが働いていて、「困っている老夫婦を見捨てるのか?」といった感じで、社会的にどうなんだ?という判断をしているかららしいです。

本屋さんに行くと「行動経済学」の本がたくさん並んでいるので、どれか一冊手にとってみるといいと思います。

例えば、その時に700円の本と、1万5000円の本が並んでいたら、多くの方は700円の方を手に取ると思うのですが、そこに1500円の本があったら、たぶん皆、1500円の本を手に取ってしまうみたいな。。。

つまり、僕らが何かを選ぶ時というのは、絶対的な判断ではなくて、相対的な判断で、他のものと比べて決めている。

そういったことが、「行動経済学」として、まとめられているので、真に受けるかどうかは置いといて、「人間は、こういう局面で、こういう判断をしてしまう」というようなことは頭には入れておいた方が良いと思います。

そういうことを頭に入れておいた上で、自分のサービスや、自分なりの届け方をした方が、思い通りにならなかった時に納得感があるじゃないですか。

「こういう時に人間はBを選ぶ」と知った上で、「A」を出しているのだから、「なんでAを選ばないんだよ!」というストレスは生まれない。
精神衛生上はいいですよね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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