難しい事を成し遂げたいなら、もっと簡単に考えよう。

新しく何かを始めるときや、何か行動を起こすとき、何かを成し遂げたいとき。

そんなとき人は何故か、やたら難しく考えてしまっていると感じています。思い当たる節がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そういう話をします。

難しく考える意味って…?

何かを難しく考えるのも簡単に考えるのも、結局考えている事柄は同じなんだから、簡単に考えたほうがいいですよねっていう話です。

もっと言うと、結局出てくる答えは一緒なんです。

脳が消費するエネルギーも少量で済む。かかる時間、つまり消費する時間も短縮できる。モチベーションの維持もしやすい。

それでも答えは一緒なんです。大事なことなので2回言いました。難しく考えたらもっといい答えが出る、なんてことはありません。

浅い思考と簡単な思考は別物!深い思考と難しい思考も別物!

難しく考えた結果、簡単に考えて出た答えよりもいい答えが出たのだとしたら。その”簡単に考えて出た答え”は、実は答えですらなくて、本当の答えに至るまでの”通過点”に過ぎないんです。

それは簡単に考えてるのではなく、考えが浅いだけです。ここは勘違いされやすいですが、「浅い=簡単」ではありませんし、「難しい=深い」でもありません。全くの別物です。 

ではいったい何が違うの?

僕の考えですが、というと保険かけたみたいになってしまいますが…

簡単な思考とは、まっすぐシンプルに、持っている知識技術で問題の先にある答えを求めることです。全く何も考えないわけではなく、それ以外のことを考えないだけです。

浅い思考というのは、いわゆる浅はかと呼ばれる類のもの。作業が完成してないのにも関わらず完成したと思ってしまうことです。というのは極端すぎる例ですが、まあ要するに論外ですね。

難しい思考とは、答えを求める方法も答えもわかっているのに考えがわき道に逸れるなどして、その問題に対して必要以上に、あるいは必要ないことに頭を働かせることです。考えること自体が悪とは言いませんが、生産性は低いです。

深い思考とは、事実からさらに踏み込んだ思考です。得た情報で答えへの近道を発見したり、先を見通す力みたいなイメージです。これができることは仕事をする上でかなり有利になりますが、この為に余計な時間をかけてしまうと途端に ”難しい思考” に変わります。

いいですか。どれをやっても行き着く答えは同じですよ。(行き着かないパターンはあるかもしれませんが)

答えが出るまでの時間や労力、ひいては生産性や周囲からの評価などが違ってくるだけの話です。

これを選ぶのは、誰でもなく自分自身。

少し偏った言い方をしてしまっている部分もありますが、大体わかっていただけたでしょうか。

まず大前提として、あなたがこの思考のうちどれを使うかはあなたが決めることであり、ほかの誰にもそれを変えることはできないということ。逆に言えば、あなたの好きな時に好きな思考を自分で選ぶことができるということ。

勝手に頭の中に流れ込んでくるのではなく、あくまで自分が選択権を握っているのだということを忘れないでください。

あなたの理解が進んだとき、この記事は必要なくなる。

さて、そろそろお気づきの方もいるかもしれません。実はこの記事で触れている内容自体が、簡単な思考ができてる人からすると難しい思考、難しく考えているまさにその思考なんです。

ちょっとややこしい言い回しになってしまいましたね。

「いや、いちいちどういう思考とかその説明とか聞かなくても、そんなの簡単に答えを出すほうがいいに決まってるじゃん!」

と思っている方がこれを見ると、既に分かっている(やっている)ことを長々と、しかもやらなくていい部分まで説明されているこの記事自体が

「そんなの難しく考えすぎだよ~」となる、ということです。

なんとなく分かりましたか?

こんな記事難しく考えすぎだよ、と。あなたが最短で答えを導き出せる簡単な思考を身に着けたその瞬間に、この記事に対してそう思うはずです。

そう思っていただける方が一人でも増えることを祈って。

できるだけたくさんの人に、こんな記事いらないよと言われることを願っています。

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