ヴィンテージ・ギター考察

一味違う50年代のギター。
50年代から60年代前半頃のギブソンやフェンダー、ギルド等で使われていた木材は、樹齢800年クラスの天然木で、しかも伐採されてから約100年も自然乾燥させたものだとか。更にその中から選別した部分だけを使っていたそうです。
今、そんな木材は存在しません。
長い年月をかけ自然乾燥させる事により、バクテリアが木材のセル内の不純物を食べて、しっかり空洞を作ってくれます。これがスコーンと鳴るギターの要因です。木材を釜の中に入れて短時間で乾燥させると、バクテリアが死んで不純物がセル内に残ったままになります。そのサウンドは言わずもがなですよね。
あと、50年代は現代よりギター人口が少なく、少量生産で職人は余裕を持って製作できていたようです。
ヴィンテージギターはお高いですが、現代の技術で再現しようとすれば、やはりそれ相応のお値段になるようです。
ギルドやエピフォン辺りは、まだお安く買えるので狙い目です。
勿論、現代のギターも素晴らしいものは沢山あります。個人的にハイエンド系好きです。
あと長々と書きましたが、お安いギターが決してダメと言う事ではありません。ギターは適材適所が大切だと言う事を付け加えておきます。
ジャンルやプレイスタイルに合ったギター選びが大事です。
現代のギターで本物のヴィンテージサウンドを求めると苦労します。逆に今の打ち込みダンスミュージックにヴィンテージギターを使うとしっくりこなかったりします。
その辺、しっかり使い分ける必要がある訳ですね。
アニメの初心者JKがギターを弾くシーンのレコーディングで、ヴィンテージギターは必要ないし、スタジオミュージシャンも必要無かったり?!
話が飛躍してしまいましたね。
それでは、今回はこの辺で。。
動画は53年製ギルドのフルアコです♪

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