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【中学受験】ドラマ 二月の勝者を観て

昨日家族で二月の勝者のドラマ第一回を観た。

本来なら息子氏は日曜日にテストがあるのでリアルタイムでは観られないのだが、昨日はたまたま今日学校行事があり、テストを前もって受験していたので、リアルタイムで観ることができた。来週からはビデオに撮って日曜日に観ることになるだろう。

感想としては、下剋上受験のようには(原作の改悪脚本)ならなさそうで、安心した。
原作の設定内容を踏襲しているものが多く、安心して観ていられた。
十分に面白かったと言えるのではないだろうか。

ツイッターやスペースでも、面白かったという意見のほうが多かったように思う。目が肥えている中受親の方々が肯定的だったので、まずまずの滑り出しではないだろうか。

特に黒木先生役の柳楽優弥さん。メチャメチャハマり役だと思う。
原作の漫画、ほぼそのままである。さすが実力派の俳優さんは違うなと思った。佐倉先生役の井上真央さんもキャラ設定は原作と若干違うものの、問題はないと思う。
子役の子達もうまく演技ができていると思う。

もともと原作者の高瀬志帆さんはものすごく取材をされていて(たぶん)、受験業界あるあるをエピソードとして随所に書かれているので、漫画原作自体のクオリティが高い。おそらくご自身もお子様が中学受験を経験されたのではないだろうか。

ただ、ドラマでは原作にはない話を随所に散りばめる箇所があって、その部分で「ん?」と思ってしまうことがあった。
例えば、黒木先生が、ゼノンのパラドックスの一つ、「アキレスと亀」の話を塾生に語って煙に巻いていたが、日能研(四谷大塚)偏差値65を超えるような児童ならば、そんな話はだれか一人は知っていると思う。
「それは知ってるよ」と言ったり(島津君あたり)、数学的な解釈までし始めたりするのではないだろうか。
高瀬先生は中学受験をガッツリ取材されていると思うので、そんなツッコミどころがあるようなエピソードは絶対に差しはさまないと思う。
脚本家の方はもっと中学受験生について勉強して欲しいなとは思った。
学力ブーストかけられた中学受験生を舐めないで欲しい(笑)。

あと、ボウリング場の設定はちょっといらないかな。あまり必然性もないし、キャラ立ちにも役立っていないように思う。
その辺はおいおい視聴者の意見を取り入れてもらったらいいのかなとは思う。今後の展開に期待すること大である。

そう言えば、昨日スペースを聞いていたら、「6年生の子にはリアルタイムで見せられない」とおっしゃっている方がいた。子供のメンタルがやられるからだというようなことをおっしゃっていた。たしかに。
我が家の場合はポジモンなので、全然へっちゃらで、1~13巻まで全部読んでいるし、「モチベ上がるわー」的なことを言っていた。(*´ω`*)

さて、このドラマ、どれくらいの視聴率が取れるのか、他人事ながら楽しみではある。


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