進化を遂げるビルボード・ライブ ~小室哲哉 Tetsuya Komuro 「HIT FACTORY #2」 guest Beverly~
小室哲哉さんのビルボード・ライブが2月24日の横浜公演を皮切りに、大阪、東京で全8公演開催されました。
現在イープラスにてアーカイブが視聴できます!
(2023年3月17日(金)23:59まで)
小室さんが「ホーム」と呼ぶ、ビルボードでの公演が再び!!
今回は「Hit Factory#2」と題され、
TKスタッフさんの公式noteにもありますように、コアなファン垂涎、マニアックさ大全開のセット・リストで
神(!)による「神」選曲が光りました。
小室哲哉さんのライブがすごいのは、ひとつとして同じ公演はないこと。
今回は特にその変貌ぶりが顕著でした。
(てっち衣装部調べ)
横浜→大阪→東京1日目→東京2日目と、
見事な進化を遂げていき、ファイナルでの充実度たるや!
圧巻、なんて常套句は使いたくないほどの熱気の渦が巻き起こっていました。
全公演観たくなる小室さんのライブ。
今回弊部では「違い」に焦点を当て、レポートします。
1・えっ?先生、お衣装替えるんですか?!
衣装部ですので、まずは小室さんのお衣装の話から。
横浜・大阪公演の1stではリボンがついたクリーム色のセリーヌのブラウス、
2ndでは美しいドレープのサンローランの白いブラウスを着用されていました。どちらもライティングによく映えていました。
前回(Hit Factory#1)も、
前々回(Rebooting 1.0)でも、
1stと2ndでお衣装を替えていた小室さん。
東京公演も上記と同じお洋服かな?と想定していたのですが…
3/9の1stでお衣装を替えてきた先生!!!!!!
これは、ゴールド?ピンク?
弊部で調べたところ、桜色🌸のような
セリーヌのピンクのシルク・シャツでした。
春らしいカラーにお召し替えしたくなったのでしょうか??
素敵でしたね!
ちなみに東京公演2ndでは3/9・10の両日とも横浜・大阪と同じサンローランの白いブラウスを着用されています。
パンツはトレンドのワイドなシルエットが上品なサンローランの新作です。
2・「I WANT YOU BACK」の進化
いきなり本題です。
これまでも、小室さんはビルボード・ライブやビルボード・クラシックスで
ソロアルバム「Digitalian is eating breakfast」(1989年発売)から数曲歌唱しています。
今回も初日の横浜から
「30数年ぶり、横浜アリーナでのソロコンサート以来」と言って、キーボードを弾きながら「I WANT YOU BACK」を歌われていました。
が
3/9の東京公演から大きく変更が。
「ちょっと、あっちに行きますね。」と
下手(しもて)のマイクスタンドを指さす小室さん。
??
!!
じゃーーーーん!!✨
ショルキー登場&装着!
FANKSさんたちが無償で直してくれたと感謝の意を述べる小室さん。
今や、世界にひとつだけのTetsuya's mind control🎹
うれしいサプライズに沸く客席!
しかし、このサプライズはまだまだ序章に過ぎなかったのです…
3・Finalは追加曲あり!歌詞の変更
3/10東京公演1stステージ終盤にそれは起こりました…
ショルキーでの「I WANT YOU BACK」のあと、間髪入れずにあの聴きおぼえのありすぎるイントロが…
SHOUT!?!?!?!?
その予兆はTK公式Twitter(およびファニコン)で直前に予告されていたのですが…
歌詞まで変えてくる先生!!!!!!
「SHOUT」のRapのような詞が乗るAメロは今回ショルキーが主役。
新たな歌詞は先生なりの今の社会へのメッセージとのこと。
静かな情熱、そして小室さんも同じ時代に生きているんだということを改めて実感する、そんなひとときでした。
気が付いたら歌唱3曲!!\(^o^)/
4・Beverly’s Evolution
今回のライブではゲスト・ボーカリストとして、Beverlyさんが登場。小室さんとは昨年のビルボード・クラシックスでも共演していて、セッションはとてもなごやか。
抜群の歌唱力で「LOVE IS ALL MUSIC」、「Don't need to say good bye」、「Guardian」、そしてアンコールでは小室さんが楽曲提供した「One Vision」(いい曲!元気でますね!)を歌い上げていました。
Beverlyさんハーモニカにも挑戦!楽器をステージで演奏するのは初めてだったそう。ハーモニカについて「私、成長してますか?」と小室さんに聞くビバちゃん、先生と生徒さんのようでかわいらしかったです。(どちらも)
Beverlyさんのお衣装は黒のノースリーブジャケットにスカートを合わせたスタイルと、ブルーベリー色のかわいいフリル・ミニワンピースでした。
5・TK Soloはシェフの気まぐれ?(インプロビゼーションと名づけて)
アンコールのラストには毎回小室さんのソロが。
「Pure」と日替わり曲をシンセサイザー(YAMAHA MONTAGE 7)で奏でるコーナーでした。
特に「SEVEN DAYS WAR」は讃美歌のような、清らかな歌声のような美しく澄んだ音色が会場じゅうに響き渡り、それは夜空を突き抜け、天へも届くかのようでした。
6・そしてクラシックス・アンコール! ~次の約束が(この)noteに書いてあるからそれを見てそれを抱いて今日はいい夢見よう~(長い)
小室さんは2021年の11月からソロでのビルボード・ライブ公演を重ね、今回まで計28公演開催されています👏
そして、2022年末にはオーケストラとの競演「billboard classics 小室哲哉 Premium Symphonic Concert 2022-HISTORIA-」が開催されました。
(2022年11月27日🎂Bunkamura オーチャードホール、同年12月9日兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで開催)
タイトルを言わなくても曲がわかるような大ヒットソングの数々を荘厳なオーケストラと小室さんのシンセサイザーが奏でるという、趣向を凝らした楽しいクラシック・コンサートでした。
弊部のビルボード・クラシックスのレポートはこちら☟
ソロのビルボード・ライブではマニアックに徹し、クラシックスではベストオブベスト、というすみ分けができてしまうのも、小室さんの楽曲の力の賜物でしょう。
クラシックスのコンサートを経て、ビルボード・ライブのテーマもより研ぎ澄まされ、楽譜も紙からデジタルへ(紙の楽譜をパサーっと床へ落とすのもとても素敵でしたが)、お衣装も少しクラシカルでシックな装いになっているような気がします。
以前から小室さんは「ビルボード・ライブはひとりオーケストラ」とおっしゃっていますが、小室さんの音楽を堪能できる贅沢な空間であり、ホームであり、実験室みたいな、学校のようでもある場所だと感じます。ぜひぜひライフ・ワークとして、ビルボード・ライブシリーズをいつまでも続けていただきたいと願わずにはいられません。
そしてビルボード・ライブは終わってしまいましたが!
4月には
billboard classics
小室哲哉 Premium Symphonic Concert 2023-HISTORIA Encore-
が開催されます🙌
ビルボード・ロス回避♪
日時:2023年4月23日(日) 開場16:00 開演17:00
会場:東京文化会館 大ホール
出演 小室哲哉
ゲストボーカル Beverly
ゲスト奏者 浅倉大介
指揮・編曲 藤原いくろう
ラテンパーカッション 小野かほり
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
チケット 12,000円 (全席指定・税込)
※枚数制限:お1人様各公演1申込のみ最大4枚まで
※未就学児入場不可
学生席 2,000円(全席指定・税込)
・ローソンチケット
・チケットぴあ
・イープラス ※学生席取り扱い
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