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チェリストBruno Philippe

毎日投稿3日目、今回は初めて演奏家について書きます。

Bruno Philippeというフランス生まれのチェリストです。

知ったのは、知人がSNSで投稿していたこの動画から…

実は、1回目の投稿のドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」と同じく、フランクフルト放送交響楽団であることに今気づきました。

何か、この楽団とは縁があるのかもしれません。


ド素人からすると、オーケストラの花形はヴァイオリンというイメージが強く、チェロやコントラバスに至っては脇役や伴奏がメインな「裏方」なんだろうなと勝手に決めつけていました。

そもそも協奏曲という概念も知らなかった頃なので、チェロが主役の曲があるんだ、という驚きと共に、ヴァイオリンに負けない、むしろ中低音の太さと豊かさは、逆にヴァイオリンが高音過ぎるくらい、自分にとってばっちりな音色であることに気づけたのです。


むしろ、チェロの高音域もヴァイオリン並みにきちんと音も抜けますし、チェロの表現できる領域の広さをまざまざと、Bruno Philippeは表現していました。


チェリストとしては、ヨーヨーマくらいしか知らず、また彼の素晴らしさもきちんと理解できていない身ではあるのですが、このBruno Philippeというチェリストは本当に素晴らしい演奏家なのだろうと確信しています。

もしかしたらクラシックファンの方からすると、当然のように知られている才人なのかもしれませんね。ただ、そうだとするとより自分としては嬉しい気持ちになるわけです。


なぜなら、というかこのnoteを綴っている理由のひとつでもあるのですが、

素晴らしい芸術は普遍性と秩序と調和を内包しており、鑑賞者に審美眼を必要とさせないのではないか

ということを普段から感じているからです。


例えば、冒頭の動画の例でいうと、自分は、サン=サーンスも知らない、曲も知らない、交響楽団も知らない、指揮者も知らない、メイン奏者も知らない、という状態でしたが、この演奏に関しては強烈に惹きつけられるものを感じます。

そして、自分で言うのも変なのですが、自分のようなズブの素人であっても感銘を受けるものには、普遍性があるのではとも考えているわけです。

まっさらにクラシックのクの字も知らない自分が触れていく、クラシック音楽に関する鑑賞の視点というものが、普遍性を持つものなのか、という同時の検証でもあります。


すなわち、

①自分が触れていって素晴らしい音楽だと思えるクラシック音楽には普遍性があるのではないか

②①が本当にそうであるか(クラシックファンや他のクラシック初心者の方と共有できる価値観なのか)

③②が正しいなら、もっとクラシック音楽を世の中に広めることができる要素を抽出できるのではないか

④③についていろんな方と議論をしていきたい

ということを、このnoteを通じて実践してみたいのです。


まさか、Bruno Philippeのことからnoteの主題にまで話がさかあがりしていくとは思いもよりませんでしたが、これも草稿を重ねないことの良い点だと解釈しておきます…笑


まわりまわって、ですが、今好きなチェリストは?と聴かれれば、Bruno Philippeですと胸を張って答えられます。

また、今自分が楽器を新しく挑戦するなら、と問われると、チェロと答えてしまうと思います。(ピアノととっても迷いますが…)

そんな、自分をよりしっかりクラシック音楽に絡めとった、ターニングポイントとなった演奏家です。

ピアノとチェロの2人演奏アルバムであるこちらも大変素晴らしかったので気になった方は是非。

彼の今後の活躍が非常に楽しみです。

願わくば、一度は演奏を見てみたいです。


今回の草稿時間は25分、1600字程度でした。これは及第点ですね。

冒頭のyoutubeの動画を聴きながら作成していたんですが、本当に素晴らしい演奏です…溜息が出ます。

おすすめのチェリストやチェロ協奏曲などがありましたら是非教えて欲しいです!

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