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光音針(ことのは)


まえがき
 この話は「白銀の太玉」の続きの話になります。
 2007年私は不思議な白昼夢「白銀の太玉」を見て、能登の気多神社に導かれた。そこの近くの池で祝詞をあげて、個人的に神事を行った。
 気多大社の神事は、大国主命もさることながら事代主命にも大いに関係があったようだ。気多大社は、主に事代主命のいたところで、子の事代主命だったからこそ、大国主命を丁寧に祀っていたのだ、と後から聞いた。なるほど、と納得した。
しかし、神事と言っても、あくまでも個人的な神事で、それが現実世界に変化をもたらすとは思っていなかった。パートナーと二人でひっそりやっていただけだから、単なる趣味のようなものだったといえる。
 ところが、現実世界でもその直後大きな変化が起こり始めた。
 私たちの友達の子に、当時小学4年生の男の子Tくんという子がいた。気多神社の神事の直後から、そのTくんに奇蹟が生じはじめた。
 この物語はそうしたTくんにまつわるものだ。

 光音針(ことのは)

宇宙から使わされた小さな針
ピンポイントで探しあて
言霊によって天と地をつなぐ

言震える時に、事成る
天の時空と地の時空

天より降る左螺旋
地より昇る右螺旋

未来の時空と過去の時空をつなぐ
現在(いま)の光音針(ことのは)

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