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【BMC#01】僕のBATMOBILEコレクション

一時期、沼りそうになった海の向こうのミニカー<HOT WHEELS>。いまはもうその熱は冷めてしまっていますが、熾火のようにチロチロと燃えている気持ちもあったりして(笑) ガチコレクターではないですが、その中でもなんとなく意識して集めていたBATMOIBLEたちを、今回思い切って開封して眺めて行こうと思います。


◉HOBBY GACHA「BATMAN BATMOBILE」(2024)

HOBBY GACHA「BATMAN BATMOBILE」(+バットマンセット)/タカラトミーアーツ(2024)

実は先日、久しく近づいていなかったAEONのガシャポンコーナーを通りがかって、何の気無しに覗いたときに、こいつを見つけてしまいました。1989年(平成元年)公開のティム・バートン&マイケル・キートン版の『バットマン』に出てきたバットモービルです。数あるバットモービルの中でもメジャーなタイプですよね。

今回のタカラトミーのガチャは、このバットモービルに付属するアクセサリーが異なる3タイプが用意されているようで、僕が引き当てたのはバットマンのフィギュア付きのタイプ(一番欲しかった)。スケールが約1/64だそうなので、このバットマンを案内役にミニカーコレクションを紹介したら面白いかも、ということでこの企画が生まれちゃいました。

小さいながらも質感もいい雰囲気ですし、マシンガンのポップアップ状態やコクピットカウルの開閉などギミックも満載で、楽しい一品です。


◉HOT WHEELS<BATMAN CLASSIC TV SERIES>
「TV SERIES BATMOBILE」(2021)

さて、ここからがコレクションしていたホットウィールのバットモービルたちを、今回覚悟を決めてブリスターパックを開け、一緒に眺めてみたいと思います。

HOT WHEELS<BATMAN CLASSIC TV SERIES>「TV SERIES BATMOBILE」/MATTEL(2021)
TOY Number:GRP60

ホットウィールとしては2007年(平成19年)に初めてリリースされた、1966年(昭和41年)のTVシリーズ版のバットモービルです。元になった車はリンカーンのコンセプトカー「フォーチュラ」。

こういう60年代に夢見てた未来のカタチが僕は凄く大好きなんです。今ならこんなトゲトゲのデザイン、絶対に問題になりますよね。僕の持っているのは2021年(令和3年)発売の「Batman Series」の5種のうちの1種で、比較的新しいアイテムです。メタルフレークブラック塗装に、赤・黄のストライプ、白フチの赤いバットマークが入っています。この車種にも様々なマーキングバリエーションがありますが、このパターンは現在のところ、これのみっぽいですね。

特徴的なバブル状のキャノピーや、竹槍のように突き出した三本の排気管、テールフィンの間のジェットノズルなどがしっかりと再現されています。ホイールのメタリックレッドのラインが目を惹きますね。願わくばフロントグリルの部分のラインも再現しておいてほしかった。

調べてたら、こんな動画を発見しました。

もう15年前の動画ですが、インディアナ州ローガンズポートの「ファイバーグラス・フリークス」というビルダーさんが、バットモービルのレプリカを販売してるよー!というCMっぽいです。もちろんDCのライセンス取得済みだそうで、詳しいことは電話するか、公式HPを見て頂戴とのこと。HP見にいってみたら普通に閲覧できたので、まだ商売しておられるっぽい。欲しいなー・・・アメリカ在住だったら(笑) 販売価格はわかりませんでしたが、年間8台しか作れないそうです。ちなみにオリジナルのバットモービルは、11年前のオークションで462万ドル(現在のレートで約7億6300万円!)で落札されたそうです。

バットモービルがいっぱい!
このお洒落なグラフティの入ったTシャツとかも30ドルくらいで売ってます

◉HOT WHEELS<BATMAN CLASSIC TV SERIES>
「CLASSIC TV SERIES BATMOBILE(Tooned)」(2023)

同じ'66バットモービルですが、こちらはトゥーン化、まあ日本でいえばチョロQ化というかSD化というか、そういうアレンジをしたシリーズのもの。

HOT WHEELS<BATMAN CLASSIC TV SERIES>
「CLASSIC TV SERIES BATMOBILE(Tooned)」/MATTEL(2023)
TOY Number:HKJ72

先に紹介したやつの前後を2/3くらいに詰めたような、可愛らしいフォルムになっていて、こちらはラメ入りのダークグリーンのボディカラーに、エメラルドグリーンのストライプ。バットマークは同じく白フチの赤。タイヤリムはメタリックブルーですね。

実はこちらの1台は、3inchミニカーの世界では名の知れた日本人デザイナー・浅田龍さんの作品になっています。欧米のミニカー界に日本車ベースのカスタムデザイン旋風を巻き起こしたお一人でもありますが、惜しくも3年前にお亡くなりになっていることを知りました。

そんな情報に出逢ってしまって、この1台の可愛いクルマを眺めると、これまでとはまた違う見え方をしますね。なんかやっぱり、情報を入手するって大事です。見えている世界が変わってきます。

浅田さんの夢は「アメリカでガレージ付きの大きな家を持つ」ことだったようですが、下の記事では「もうすぐ叶いそう」ということだったので、きっと夢を実現されたんじゃないかなと思います。僕はもうそんな夢を追いかけるチャンスも無さそうですが、noteの中で自分のガレージを楽しもうと思います。


【補足】浅田さんの人となりがわかる日本語の記事がこちら。

こちらは2007年の記事で、浅田さんが渡米して10年目頃のお話。浅田さんが闘病生活を始めるのが2017年頃からのようなので、この頃はまだまだエキサイティングな海外企業を楽しんでいる姿が描かれています。

こちらは「Remembering Hot Wheels Designer Ryu Asada」と題された2021年4月、お亡くなりになった直後の追悼記事(英語)です。

偉大なカーデザイナーは世界を変える。彼らのアイデアとインスピレーションは、私たちの暮らしのバックグラウンドを支えるムービング・ファニチャーを創造する。浅田龍もそんなデザイナーの一人だ。彼の作品は小さく、手のひらに収まるサイズだが、それでも彼は、世界を変えた。

記事本文より引用
記事リンク:https://www.roadandtrack.com/car-culture/a36012841/remembering-hot-wheels-designer-ryu-asada/


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