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【MONO-OKI】#18 みんな大好きブルーインパルス

先月29日、川崎市で行われた「かわさき飛躍祭」で展示飛行を行った際に、メディアのヘリによる航路妨害で急遽演目が変更に!?—―というニュースで話題になった僕らのブルーインパルス! そのニュースを聞いて「そういえばこういうのも持ってたなあ」と思い出し、引っ張り出してみました。


世界に誇る精密飛行のアクロバットチーム、ほとんどの男子とそこそこの割合で女子も大好きなブルーインパルスですが、実は僕、運が悪いのかなんなのか、まだまともに肉眼至近距離で見たことがありません(笑)

田舎なので・・・という言い訳もできず、なんなら美保基地まで車で20分のところに住んでいるので、何度か航空祭にも足を運んでいるのですが、そういう時に限ってブルーインパルスが来なかったり、逆に行けない時に限ってやってきて、遥か遠くの空をスモークを引っ張りながら飛んでいるのを見るハメになったりしています。いつかはじっくりと見てみたいものです。

◉UCC「希望の翼 ブルーインパルス スカイコレクション」(2011)

UCCのコーヒーのオマケにしては出来が良い!
今から13年前のMONOになるのですが、全部で6種類がラインナップされていまして、全長6cmほどの小さなプラスチック製のフィギュアなんですが実に出来がいい。パネルラインも細かいし、塗り分けやマーキングも丁寧でくっきりしています。MADE IN CHINAもクオリティ上がったなーとしみじみします。

ラインナップも新旧織り交ぜただけでなく、カラバリまで押さえていたりするので、実は鼻息荒く集めた人は多いんじゃないでしょうか。どれもこれもやっぱり監修に『航空ファン』が入っているからなのでしょう。でなきゃここまで拘らないでしょう。機種によっては機体番号などのデカールも同封されているので、同じものを揃えて編隊まで組めちゃうんです。

では1つづつ紹介していきましょう。

▶#01 F-86F 初期編隊長機

F-86F 初期編隊長機

F-86セイバー (Sabre)といえば、昭和の特撮でもおなじみでした。特撮界でも現実と同じように、F-104と入れ替わるようにして見なくなりましたが。こちらは青ではなく、金色塗装の隊長機となっています。帯も白ではなく、うっすらとピンク&水色なんですね。

今、これを書きながら「あれ?」と思って追加で撮影したんですが、下の写真の左に映っているのは、以前から棚に飾っていて水平尾翼パーツが無くなってしまった個体なんですが、主翼の後ろ半分の色が違うんですよね・・・。当時はスパスパ喫煙していたのでヤニの色かと思ったんですけど、こんな綺麗な金色になるもんでしょうか? 一応、中性洗剤で洗ったり電解水シートでゴシゴシやった結果がこれです(裏側はまだヤニ汚れがうっすら残っています)。こんなエラー品とかあるんでしょうかね。

左の水平尾翼欠落のほうの翼の色、これヤニの色に見えます?

▶#02 F-86F 初期チーム機

F-86F 初期チーム機

こちらは同時期(1961~1964年)のチームメンバーの塗装バージョンです。隊長機はこのブルーの部分が金色になってるんですね。5番機まで運用されていた中の、この「948」「02-7948」は3番機の番号ですね。

▶#03 F-86F 正式塗装機

F-86F 正式塗装機

この塗装デザインは、当時、映画『今日もわれ大空にあり』を撮影したことがきっかけで東宝さんが提案したものだとか。1964年(昭和39年)の東京オリンピックで、初めて五輪マークを国立競技場の上空に描いたのもこの機体でした。垂直尾翼に貼る「92-7913」のシールが付属しています。

▶#04 T-2 正式塗装機

T-2 正式塗装機

1982年(昭和57年)から1995年(平成7年)に採用されたT-2。この塗装デザインは一般公募されて、総数2,055点の中から女子高生4人組がエントリーしたものがベースになったそうです。すごいなー。一生の自慢ですね♪ 出力の大きさもあってアクロバットに苦労した機体と聞いています。

シールには1番機の機体番号「175」「29-5175」と、垂直尾翼に貼る①~⑥までの数字、エアインテークの赤いコーションマークがついています。

▶#05 T-4 正式塗装機

T-4 正式塗装機

1996年(平成8年)から現在まで活躍中のT-4です。先日、川崎の空を飛んだのもこれですね。見た目のフォルムから「ドルフィン」という愛称が付けられていますが、その名に違わないアクロバット性能を有する機体です。通常のT-4に独自のカスタマイズを施しているので、唯一無二のブルーインパルス専用機。昨年のオリンピックで五輪を描いたのはこの機体です。

シールには1番機の機体番号「46-5725」とブルーインパルスのマーク、垂直尾翼に貼る①~⑥までの数字がついています。

コロナの苦しい時もみんなの心を奮い立たせてくれましたよね。

▶#06 T-4 10周年記念塗装機

T-4 10周年記念塗装機

パッケージの説明によれば、T-4に機種を替え、第11飛行隊として再出発してから10周年にあたる2005年(平成17年)にお披露目された特別塗装機だそうです。真上と真下から見たら全面グレーで、記念塗装にしてはなんだか地味な感じですが、尾翼に描き込まれた「6機デルタ隊形を表すマーキング」がしっかり再現されています。

本当に最近の精密プリント技術には驚きです

シールには機体番号「06-5640」とエアインテークの赤いコーションマークがついています。

それにしてもパッケージに入っている「超特大サイズ」の意味がいまだに解っていないのですが、誰か知っている人がいたら、コメント欄で教えてください(笑) 

きっと『航空ファン』読者なら分かるネタなんですよね?

◉ハセガワ「SP136 1:72 ブルーインパルス ヒストリー」※航空自衛隊40周年記念パッケージ(1994)

紹介したいものは紹介しきってしまったのですが、ついでに僕の大事な飛行機プラモの中からもブルーインパルスネタで紹介させてください。

ハセガワ「<SP136>1:72 ブルーインパルス ヒストリー」(定価:2,400円)

地元のリサイクルホビー店で買ったキットです。たぶん。「1箱に3機も入っててお得!」と思って手を出しました。説明書とかはかなり色褪せているし、デカールもヤバそうでしたが、記念キットということもあったし、値段が税別1980円と定価よりも安かったので購入。
とはいえ、ずっと積みプラになったままで今日までMONO-OKIの肥やしになっています。空自40周年キットなので1994年(平成6年)から翌年にかけて発売されたものだと思います。いつか作りたいとは思いますが。

ちなみに中身を軽くご紹介。どれも年季の入ったキットなんです。

▶1:72「F-86F ブルーインパルス・セイバー」

1:72「F-86F ブルーインパルス・セイバー」(ハセガワ)

おそらく1981年(昭和56年)に発売したブルーインパルスのデカールが付属したときのパッケージ。キットそのものは1966年(昭和41年)に誕生したものですね。50年以上前!

▶1:72「T-2 ブルーインパルス"ワンピースキャノピー"」

1:72「T-2 ブルーインパルス"ワンピースキャノピー"」(ハセガワ)

1978年(昭和53年)にキット化されているもので、バードストライク対策でキャノピーが一体成型になったことを受けて、新パーツに替えて1994年(平成6年)に発売されたキットだと思われます。これも金型は古い!

▶1:72「ブルーインパルス T-4 "ロールアウト記念"」

1:72「ブルーインパルス T-4 "ロールアウト記念"」(ハセガワ)

さすがに新しいキットで、誕生したのは1989年(平成元年)ですね。


【オマケ】このブログ、今回紹介したフィギュアを使って写真撮影しておられるのですが、写真がとっても良い感じなので是非見てください♪

全長6cmには見えないでしょう!? 他の写真は以下から見てみてください

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