貨幣はどこからきて、どこまで増える?

貨幣はこういう流れで無限に増えるのではないだろうか?
(内生的貨幣供給論による)

銀行を開業したい人が手を挙げる

政府が開業を許可し日銀がその人の持つ資産を査定して開業した銀行に貨幣を供給

銀行が貨幣を事業家に貸す

事業家が給料を払い、預金が増える

※預金が増えると銀行は資金ショートの心配が少なくなりもっと貸せる
(この時企業の口座に銀行が持っていない融資の金額を書き込んで通貨が増大。預金引き出しには誰かの預かり金を流用して対応できる)

日銀供給の貨幣と預金を元にした貸出で、貨幣そのものが増えるので、事業家が儲かる

事業家が利息を払う

銀行が利息収入を得る

銀行の資産が増える(またはインフレ)

銀行の資産が増えた分(またはインフレした分)は日銀が資産査定で、さらに銀行に貨幣を供給できるようになる

このように貨幣がぐるぐる回って無限に増えつつ、社会を循環することで労働が誘発される。
日本の場合※のプロセスを金融庁が阻害していると考えられる。

現代にあっては,貨幣(中央銀行券,預金通貨)はすべて信用貨幣である。
銀行は預金というマネーを信用創造で創出しつつ,金融仲介を行う。この過程で銀行は準備の補充に迫られる。準備は銀行の銀行としての中央銀行が供給する。
(準備があって信用創造が始まるのではなく,準備は後から求められる。フィリップス流の乗数的信用創造論は逆立ちした議論である。)

内生的貨幣供給論と信用創造 吉田暁

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