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タワーマンション メリットとデメリット

タワーマンションは、週刊誌等でもよく特集されており、賛否両論で書かれます。
同じ時期に、ある雑誌ではタワーマンションが売れていないというネガティブ特集・もう一方の雑誌ではタワーマンションの売れ行きが良いポジティブ特集が掲載されていることもよくあります。

タワーマンションが良いか悪いか、それ自体は不毛な議論です。
その人の生活スタイル、人生設計、そして物件によっても出てくる答えがまったく異なるからです。
賃貸が得か・売買が得か、という議論に近いかもしれません。

しかし、そうは言っても、タワーマンションに興味がある人は、購入後にしまった!とならないようにポイントは抑えておく必要もあります。

実際、私は、タワーマンションに住んでいますが、当初は安易に見過ごしていたところが、住んでみてはじめて大切なポイントであることに気づきました。

1、何階を選ぶべきか
タワーマンションの定義は、20階建以上の建物を指します。
最近のタワーマンションでは、40階~50階建というのも当たり前のように増えてきています。
低層階と高層階では、価格設定を含めて一長一短ありますが、個人的見解としては、タワーマンションは眺望が大きな特徴です。
眺望だけを捉えると、低層階よりも高層階のほうが良いのですが、それ以上に高層階をお勧めしたい理由が他にあります。

それは、エレベーターの問題です。
会社勤めの方を前提にすると、朝7時~8時に出かける人も多いと思います。
タワーマンションの場合、総戸数500戸以上などは普通ですから、エレベーターもそれなりの台数が設置されています。
そのため、極端に長い時間エレベーターを待つということはありませんが、所在階によっては、エレベーターが到着しても乗れないことが多々あります。
たとえば、私は40階建ての28階に住んでいますが、28階に止まった時点で平均3~4人くらい乗った状態です。20階くらいで5~7人に増えています。
そのため、10階~15階くらいで待っている人は、せっかく到着したエレベーターに乗れずに、次のエレベーターを待たれる状況になります。

とくに昨今はコロナ禍での密には神経を使うため、尚更です。
朝の急いでいる時間帯で、毎日のことですから、これは結構なストレスになります。
40階建くらいのマンションで15階より下の階を購入しようとする際には、その点は事前に確認しておくべきかもしれません。

築年数の比較的浅いタワーマンションは、低層階用と高層階用で分けられているため大丈夫なのですが、そうでないマンションの際は特に注意が必要です。

2、方位
不動産の定説は南向きですが、タワーマンションの場合は、一概にそれはあてはまらいです。
それはなぜか・・・周辺はさえぎるものがないため、通常のマンションや戸建てと比較すると、あまりに陽当りが良いからです。
南向きはまだ良いのですが、西向きの場合、タワーマンションだと、午後の日差しはかなりきついようです。
私は東向きですが、天気が良い朝は結構暑いです。
階数や周辺状況によっても異なりますが、タワーマンションにおいては、南向きにこだわる必要はないかもしれません。

3、 各フロアにゴミ置き場はあるか
最近のタワーマンションは、各フロアにゴミ置き場はあります。
私自身は、この各フロアにゴミ置き場が本当に助かっており、玄関から数秒でゴミ出しが終わります。
室内は、常にゴミが少ない状態を保てますので、かなり気持ちよく過ごせるのも事実です。

しかし、すべてのタワーマンションに、各フロアゴミ置き場があるかと言えば、そうではありません。
初期のタワーマンションや高層マンションには、ゴミ置き場が必ずしも各フロアにない物件はあります。
そうなると上層階から1階まで、ゴミを持って長い時間エレベーターに乗ることになり、これはこれで結構ストレスになるかもしれません。
各フロアにゴミ置き場があれば、その分、清掃作業人が増えることを意味しますので、マンション管理費との関連性も生じますが、それでも便利さや快適さを優先順位の上位にあげられる人であれば、各フロアにゴミ置き場があるかどうかはポイントの一つです。


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