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エネルギーとCO2
私は、自動車ライターを仕事にしていて、エネルギーに関してはプロではないです。
しかし、CAFEなどの企業平均燃費や、車検の排気ガス検査など、密接な関係がある業界ではあります。後学のために少し調べてみたので、まとめとして書き残しておくことにしました。
エネルギーとCO2といった時に、真っ先に思いつくワードの地球温暖化。
ガソリンエンジンや、古くからのディーゼルエンジンなど、ハイブリッドや、新しい世代のディーゼルとと比較すれば、悪者にされています。
ただし、地球温暖化といった時に、その温室効果ガスは、「CO2」だけではありません。聞きなれない「対流圏オゾン」や、都市ガスの主成分「メタン」もそうだといいます。
とはいえ、その多くはCO2という事が分かりました。
この76%のうちの割合として、車、電気、都市ガス、LPGなどさまざまある訳です。そこで、こんなものを見つけました。
石油・天然ガスの値段は年々高騰しており、石油火力の値段に比べれば、原子力発電は比較的安いという調べがありました。
そこで問題になったのは、原子力の安全管理問題なわけですが、もともとモノづくりに携わった人間として言わしてもらえれば、ちゃんとお金かけたんですか?失敗するかもしれないことにしっかりとした投資は行いましたか?という話ばかりなのです。
研究や、開発に対し、成功しなければ投資はしないと言っているような話が多すぎで、そんなことでは一向に技術向上はしていかないし、安全に関して向上することはありません。
失敗は成功の母といいますが、その失敗すら許さない状況なのです。
例えば、戦争が生んだ技術には、珍兵器と呼ばれる、非常に珍妙な兵器も数多くあります。ロマンはあるが、実際には使えなかった。歴史的に有名な戦闘機や、船の裏にはこういったものがたくさんあるのでパンジャンドラム。
真面目にこんなものに投資していたのかと。
思ったことは、単一原因で大きな規模の問題が起こることはまずなく、複数の問題が複雑に絡んでいることを、再認識しました。
代案とされている天然エネルギーも、風のエネルギーを電気に変換すれば、その後ろの風の流れが変わり、天気も変わる可能性もあるし、ソーラー発電は地熱を奪い、周囲の気温に影響も与えるはずです。物理の第一法則のエネルギー保存の考え方をすれば、そういうものです。
日本原子力株式会社の調べでは、C02の排出量が、石油火力が1kWhあたり、934g、原子力は19g、太陽光38g、風力26g、地熱13g。
予想外だったのですが、天然エネルギーって原子力以上にCO2出てることが分かりました。火力に比べれば、圧倒的に少ないですが、投資先としてそれはどうなのか。
自然を相手にして、安定した電力確保ってどうするんだ?管理をした材料とシステムの方が安定しているんじゃないか?原子力の方が変換効率良いよね?と思う訳です。
とりあえず調べた内容はここまで。
車が、電気がどちらが悪いのかというつもりはありません。複数要因あるものに対して、しっかりとした認識と、情報を集めることがやはり重要なんだと思う次第です。
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