
ストーンブレイカー【3】
この記事は、ノベルゲーム「ストーンブレイカー」の先行公開有料記事です。同じ内容は後日公開予定ですので、以下のような方を対象としています。
・作者(じょにー)の応援、支援がしたい。
・先行してストーリーの概要を把握したい。
・ストーリーを小説形式で読みたい。
また、有料エリアの末尾に、このチャプターのノベルゲーム版の攻略情報も記載しています。ノベルゲーム版は小説版と違った楽しみ方ができると思いますので、是非チェックしてみて下さい!
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Chapter3 儀式
渓谷を見下ろす崖の上に建てられた聖堂。
新月の闇夜にもかかわらず明かりが灯り、人々が集まっている。
黒鉄の谷では結婚式は夜に執り行われるのがしきたりだった。
ビーゴ・エッジとノーラ・ゾーンの結婚式も、今夜、ここで行われる。
聖堂の祭壇には、二人の剣士が描かれたステンドグラスが掲げられている。
エッジ家とゾーン家の始祖だ。
彼らは200年前、悪しき王を討った英雄、そして黒鉄の谷の守護霊として祀られていた。
祭壇の前に立つ司祭アグダークと、ひざまづくビーゴとノーラ。
ノーラは美しい青いウエディングドレスドレスと白いベールを身につけている。
司祭の唱える長い祝詞が静かな聖堂に響き渡る。
「・・・黒鉄の谷の先人たちよ、見守りたまえ。
今ここに偉大なる先祖、エッジ一世とゾーン一世の末裔が再び結ばれん。」
参列席には両家の一族全員が集い、静かに儀式を見守っている。
男たちはみな剣を携えている。
鉄と剣に生きるエッジ家とゾーン家にとって、冠婚葬祭の儀式に剣を携えるのが慣習となっていた。
ビーゼは参列席の最前列に座り儀式を見守っている。
愛刀「タイニークロウ」は椅子に立てかけられている。
隣に座っているビーゼの父親が話しかける。
「ビーゼ、おまえも早いうちに身を固めろよ。他のいい家の相手を探してやる。」
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