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自分の常識は他人の非常識

2022年になりました、今年もよろしくお願いします。
日本シリーズ全試合現地観戦した感想よりも書きたいと思ったことがあります。それはヤマカイTV休止悲しい」です……

日本のバレエ系YouTuberの先駆けとして活動されてきた、プロバレエダンサーのヤマカイさん。彼女のネレアさん(同じくプロバレエダンサー)と共にバレエで培った感性や常人離れした身体能力を活かし、約4年ほどたくさんの動画を投稿していました。過去には、同じくバレエ経験者で松浦景子ちゃん(吉本新喜劇)の【けっけちゃんねる】とコラボしたこともありました。

そんなヤマカイさんがYou Tubeの活動休止を発表しました。ことの発端は、同業のバレエダンサーH氏による誹謗中傷サムネを使用したものを含む複数の動画投稿です(詳細は長くなるんで割愛)。

H氏は自分なりの正義の松明を掲げて発言したんでしょう。でも、同業者に寛容になれないジャンルに未来はないと私は思います。一途に取り組んでいるうちに自分の手元の松明の灯りで照らせる範囲しか見えなくなってしまったのでしょうか。例え自分の好みじゃないもの・すぐには理解できない(受け入れがたい)ものであっても、脊髄反射で叩く前に「そういうのもあんのね」と、一旦置く寛容さって大切だよと私は思います。
(コンプラゆるゆるってことではなくて、誰かを意図的に貶めたりしていないのであればって大前提はあります)
寛容さが作品の多様性を後押しして、これまでにないものが生まれ、業界が活気づいたという例はたくさんあります。歌舞伎とかそうですよね。その真逆をいくH氏の原理主義的な言動は業界の衰退を招きかねないんじゃないかと、他ジャンルにいるイチ傍観者の私ですら危機感を抱いてしまいました。(そして、ヤマカイTVやけっけちゃんねるを通じて親しみを感じつつあったバレエ界は『やっぱり遠い世界のものだったのか』と思ってしまった)

プロバレエダンサーとして活動されているお二人だから、これまで多くの批判の言葉の雨に打たれてきたことと拝察します。そんな人達なのに、4年間続けてきた動画投稿を休止されるほど打ちのめされてしまったということが悲しいわ。ついでに、批判と誹謗中傷は別物だということを再認識させてもらいました。

熱狂的ファンというほどじゃないんだけど、なんか悲しくなったのと、マーチング界でも同じようなこと起きそうで怖いなって思ったので久しぶりに書きました。自分の常識は他人の非常識、しかと覚えておこう。

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