見出し画像

第三十回【ありたい姿】これからの時代に必要なマインドセット

今回は、第二十九回で紹介したワークショップをそもそもやる気になった背景ともいえることを、本を紹介しつつご説明したいと思います。

1.きっかけ

第二十九回でも記載しましたが、
モノが飽和しているこの時代において、ただ良いモノを作るだけでは人や企業は買わない時代がやってきています。
モノ発想ではなく、͡コト発想で、相手はどういった目的がありモノを買うのかという目的や今の課題を見極めモノを提供していくという相手のコトを意識した活動が、より重要視されています。
じゃあ相手の目的ってなんだ?何をどうしたいんだ?
これらを整理するのでコンサルじゃないのかと、あまり意識してきませんでした。
ただ、一冊の本に巡りあり、自分でも実践できると感じ、まずはマインドセット(どうしてこれをやるべきなのかを自分なりに整理する)をし、前回のワークショップで実現させるという手法で、今は取り組んでいます。

2.どんな本でマインドセットしたの?

その本とは、「相手を巻き込む伝え方」(フォレスト出版)です。

画像1

この本は、一つの事例を本としてまとめた内容になっています。
主人公が、本部長から新しい企画を考えるWGに参加することになり、
良いアイデアは出るものの、ビジネス性が低く、却下されていました。
そこでメンターである伊川さんという方と、この企画を整理し、再度プレゼンしていくという内容です。
ストーリ自体も良くまとまっていますが、
どうしたら本部長を納得させられるか、それらのノウハウが詰まっています。
新規ビジネスを企画するわけなので、「ありたい姿」(どういう状態を目指していくのか)をはっきりさせ、今の現状からどういった取り組み(What)を整理し実行していく。その活動は、こういった価値(可能性)を秘めているという流れでまとめられています。
文章だけではうまく伝えられませんが、物事を伝え、納得させるにはテクニックが必要です。この本では、型として紹介しています。
その中で、「ありたい姿」の設定(ある意味、活動のテーマですね)自体に苦労がありました。適当に設定してしまうと、他社がすでにやっている可能性や、ビジネス性が低い可能性もあるので、十分な吟味が必要です。
そのありたい姿の設定、その必要性(自分のマインドセット)を理解することができ、常にそれを意識してワークショップなどに繋げています。

3.さいごに

ちょっと文字だけでわかるにくかったかもしれません。
ただ、本当にわかりやすくまとめられているので、
これから相手の「ありたい姿」を設定し、具体的な活動へ落としていくアプローチを身に着けたい方にはおすすめです。
ぜひ、自分のマインドセット(マインドチェンジ)にもお役立てください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?