Fusion360でねじをカスタムする
記事作成の背景
Fuision360で、過去にねじテーブルを自作したことがある。今回改めて作ろうとしたのだが、手順をすっかり忘れてしまっていた。備忘録としてこの記事を記す。
ネジが足りない
Fusion360はネジをテーブルから選択して作成する。これは便利なのだけど、ネジをカスタムしたいことが時々ある。
① マイナーな規格のねじを使いたい
既製のおねじが切られた部品に合わせて自作パーツを作るときなど。一覧にないことが結構ある。
② 寸法の補正をしたい
3Dプリンターは、必ずしも誤差ゼロでプリントできない。ねじ篏合がきつい場合など、モデルの寸法を補正する必要がある。
カスタムネジを使おう
公式フォーラムのこの辺を参考に。インストール先にXML形式のデータがあるので、それを編集すると、自作のねじを定義できる。
注意点がひとつ。Fusion 360のインストール先が分かりにくい。ウチの環境だと、ここにあった。バージョンアップのたびにproductionフォルダの下に追加されていってる?参考までに。
XMLの編集
XML Notepad 2007を使った。Microsoft製。2007と書いてあるけど、Windows 10も公式にサポートされてる。
ねじデータの作成例
顕微鏡の対物レンズ規格である、RMSマウントのデータ。スレッドサイズを3種類用意してある。おねじ、めねじの設計値。そしてプリント結果の篏合がきつかったので直径で0.6mmオフセットしたデータである。
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