アーネスト・ヘミングウェイとは

アメリカ人作家として、彼ほど多くの人に影響を与え模倣された人はいないらしい。62年間(1899年〜1961年)生きた彼の作品は、「老人と海」(1952)や「誰がために鐘が鳴る」(1940)などが有名だ。

ヘミングウェイは、父親から狩猟・ボクシング・釣りなどの手ほどきを受け人格を形成していった。高校を卒業した後17歳で見習い記者として新聞社に勤めるがすぐに辞め、18歳のときに第一次世界対戦(1914〜1918)のイタリア戦線に赴任し負傷、戦後はパリで数年を過ごした。国外在住のアメリカ人作家たち「失われた世代」と共に過ごし、その際にハードボイルドと評される散文体を身につけたらしい。

はじめに評価された作品は「日はまた昇る」(1926年)、27歳のときだ。若くして才能を開花させたヘミングウェイは、その後も長編小説を書いていく。彼の文体は特徴的であるため、毎年イミテーション・ヘミングウェイ・コンテストというコンペティションが開かれ、ヘミングウェイ愛好者たちはヘミングウェイの特徴的な文体にパロディーで敬意を表したりしているそうだ。

1961年にショットガンで自ら命を絶った。

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