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5の巻『はじめまして』

待ちに待った日がやって来た。
2月。妹が産まれた。

"はじめまして"
今日から貴方のおねぇーちゃんです。

嬉しかった。私より何倍も小さい妹を
初めて抱っこした時は、緊張と興奮で
両手が震えていたのを覚えている。

ミルクをやったり、オムツを変えたり、
おねぇーちゃんぽい事を
母の見様見真似で一生懸命やった。

確か、妹が2歳ぐらいの頃だったっけな。
ひたすらおままごとに付き合わされた。
妹がお母さん役で私が子供。

かったいプラスチックのトマトを包丁で切って
私の所に持っくる。"食べろ"って。
それもひたすら、トマトばっかり…。

おままごとに飽きたら、お絵描き、
プリキュ○ごっこもやらされたっけ。←私悪役
姉妹か?ってぐらい好きな物や、興味がある物が
正反対だった。

私は正直、外で男の子達とハンドボールしたり
ボール当て鬼したりしてる方が楽しかった。
や、気が楽だった。

妹が成長していくにつれ、喧嘩が増えた。
原因は、ほぼ私。
かわいいドレスを着たり、
かわいいアクセサリーをつける妹に
ちょっかいをかけていたからだ。

明らかに、サイズの小さいドレスを
無理矢理着て破いたり。
妹がお気に入りのイアリングを飲み込んだり。
当然、母にはしばかれた。

今となってはもちろん反省してる。
妹は覚えていないだろう。
だからこの場を借りて…。ごめんなさい。

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