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写真を撮るのが楽しくなるカメラ、レンズとは

すべては僕の独断ですので悪しからず。

カメラを持って、写真を撮って歩くのは楽しいもの。

どんなカメラ、レンズが一番楽しいか、自分なりに妄想してみた。
妄想といっても、経験を元に頭に思い描く感じだな。

被写体が、野鳥とか、野生動物だと望遠レンズとなるが、今回の妄想するシチュエーションは手軽なスナップ。
散歩しながら適当にスナップするような場面。

フィルムカメラ、オートフォーカス全盛となる前の話。

一眼レフにセット販売されるレンズは50mmが定番だった。

何を隠そう、その明るさとやらがF1.4とかF1.8 ととんでもなく明るい。
カメラがマニュアルフォーカスなので、ファインダー像を明るくする必要もあったのだろう。

最近知った言葉、撒き餌レンズ。
ちょっと失礼な気がするが、笑ってしまった。
値段が安い上、高性能で明るい。
カメラを始めるか迷っている人をおびき寄せるためのレンズという事だろう。

自由自在の絞り設定!


明るいレンズ、その絞りの設定が自由自在。
撮影するのが楽しいレンズだ。
絞りを開ければ、かなり暗い状況までそれなりの速いシャッター速度で写真を撮る事が出来る。

絞りリングをまわして、F値を設定する楽しさ、F2.8からさらに絞りを開けていくと、写りは魅惑の写りに大きく変化していく。

魅惑のファインダー像


明るいレンズを取り付けた一眼レフのファインダー像も、明るくピントが合わせやすい。
ファインダー像を覗くだけで良い写真が撮れてしまいそうな錯覚を受けるほどに気持ちがいい。
写真を撮りたいという気持ちにさせてくれる。
明るいレンズは、撮り手を撮影に駆り立てる力を持っている。

せっかくの明るいレンズ、ダイナミックレンジ無限大、フレームレート無限大の、一眼レフのファインダーを覗いて、自分でピントを合わせて写真を撮りたいもの。

やっぱり明るいレンズ、撮るのが楽しい!

今時のズームレンズ、絞り値がF5.6とかだと、絞りの設定とか、選択の余地がほとんどない。
一絞り絞ってF8にしたところで、さして写りは変わらない。

カメラの高感度ISOの高画質化、ミラーレスによるファインダー像が暗くなるのも関係なくなったので。さらにはF6.3などのレンズも増えている。

開放から十分シャープといえど、僕個人としてはF5.6に収めてほしいと思っている。

そして、撮影前からイメージがしっかりと固まる短焦点。
いろいろな画角で撮影できるズームレンズは便利であるが、欲張ったイメージになってしまう感がある。
イメージ散漫というかなんと言うか。

それに対して、短焦点レンズは、撮影する前から、撮りたいイメージがしっかりと固まるのだ。
写真はイメージを形にする作業。

そんなイメージはしっかりと固まっていたほうが、結果がいいことが多いのだ。

見た感じに近いといわれる50mm、焦点距離としてもバランスがいい。

いずれも趣味で撮る写真の話です。

50mmをもっと楽しむ小道具

望遠的にも、広角的にも表現出来る万能50mm
実際50mmで撮影していると、もっと広く撮りたいという事は多く発生する。
対角の画角が45度程度、下がったり、縦にしたり、パノラマでつなげるようにしたりで何とか対応できる。


古い50mm、最短撮影距離が45cmだったりとあまり寄れない。


もう一寄りできればもっともっと楽しいレンズになるのだな。

最近のレンズにはほとんど使う機会がない、中間リングとか、クローズアップレンズであるが、昔は持ち歩いていたもの。
これらの道具を使えば、50mmももっともっと楽しく使えるもの。

写真を楽しむには、操作を楽しむレンズであるべき

絞りはやっぱり絞りリングがいいな。
数字を見ずとも、感覚で合わせる絞り。

そして、マニュアルフォーカス。
フォーカスリングはしっとり滑らか、触っているだけで気持ちがいいものがいい。
フォーカスもやはり自分で合わせたいな!
眼と指先を使って、操作。
集中力の要求される作業だ。

僕は、フォーカスも、写真の醍醐味ではないのかな?と感じている。

車の運転でも言える様に、オートで何もかもやられるのは面白くないもの。
やはり両手足を使って運転するマニュアル操作、長時間運転しても疲れないし、眠くならない。
運転に集中力を使うし、全身を使うのでエコノミー症候群のように、左半身が金縛りのようになることもないしな。

大体、答えが出てきたぞ!
写真を撮るのがもっとも楽しいカメラとレンズの組み合わせ。

最楽カメラの組み合わせは、これ!

ニコンF3Tに50mmf1.2の組み合わせ

ということで、お分かりだと思うが、
僕の思う写真を撮るのが最も楽しい組み合わせ。

フィルム、一眼レフカメラに、明るいマニュアル50mmを取り付けてぶらぶら写真を撮るのが、もっとも楽しいと思うのだ。

ここぞというときに、一枚一枚ファインダーに集中し、指先を使って大事に写真を撮っていく作業。

一枚一枚がコストなので、無駄にシャッターは押せない。

昔は当たり前だった写真の楽しみではあるが、今ではとてもとても贅沢な撮影。

妄想してみたが、そんな楽しみは、10年以上やっていないな。
ちょっと懐かしい思い出だ。

今時のフィルム代、ちょっと高くなりすぎて、

現実的にはデジタル一眼レフにマニュアル50mmって事かな。

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