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「自分の夢やアイデアをビジネスという形で実現する」ーガクビズ GAKU-Biz Combinator 大学生未来開発プロジェクトインタビュー

概要:

ガクビズ GAKU-Biz Combinator 
大学生未来開発プロジェクト知識と行動を融合して社会・未来を変えるという目的のもとに、学生メンバーの1人1人が夢を実現するために行動し、なおかつそれを支えあうというプラットフォームを団体で運営している。過去には羽田空港と大田区活性化プロジェクトや大阪万博の誘致活動を行いtech in asia に学生団体では初めて協力団体として参加した。


インタビューをお受けいただいた方:
長嶋優門(ながしまゆうと)さん
早稲田大学教育学部2年生
学生ビジネス団体ガクビズの拡大セクションのリーダー。

水野紗良(みずのさら)さん 
慶應義塾大学商学部1年生
ガクビスの渉外セクションに所属。
同時に大学生の食を変えることを目的としたプロジェクトを行っている。

インタビュアー・執筆:茶谷力丸(Shakr Inc.)
編集:尾本将太(Shakr Inc.)


本文:

大学生活の中で自分の中に漠然とある夢ややってみたいことを抱えながらも一歩を踏み出せないでいる学生はたくさんいると思う。そんな中小さなことでも実現のために一歩を踏み出すことを協力してくれる団体がある。今回はガクビズGAKU-Biz Combinator にインタビューを行った。

団体の簡単な目的の説明をお願いします

長嶋)
目的としましては、我々は学生が主体的に自分のアイデアだったり考え、夢だったり、そういったものを色んな形で、いわゆるビジネス化という形で実現させるという所に重きを置いて活動しております。

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ミーティングやメインイベント以外の時間では普段どういう活動をされていますか?

長嶋)
基本は週1回の全体総会と必要であればセクション・プロジェクトごとにもミーティングをしますが必要なければ活動はそのくらいです。セクションというのは会社でいう部署のようなものと思ってください。
それ以外の時間は対面での遊び企画をしたり、同じ趣味でzoomを開いたりしています。



コロナ下でなかなか対面で活動したりというのは難しいと思いますが、こういう状況だからこそしている工夫はありますか?

長嶋)
仲良くなりたいというニーズへの対応は、オンライン活動のミーティングだけでは不十分であると感じて、最近悩みに対して課題解決というのを行っています。

例えば自分たちは朝活というのを実施しています。
朝の7時半から12時まで時間を設けて、勉強だったり作業できるというようなZoomを作っておいてそこに誰でも参加していいよという風にして、隙間時間にメンバーと会える時間というものを活動外に設けています。

人と接触することによって仲の良さというのは調整されると思っているので、そういったところで時間を作り、仲間意識をオンライン上でも作っています。
他にもオンライン飲み会だったり、Zoomでの筋トレ会だったりとか、興味分野でのZoomだったりを適宜作っています。

このように同じ趣味を持った人間が仕事の話を抜きにして、同じ時間を共有できるというような仲間意識の上昇の仕方をしています。
あとはたまにですけれども対面の、本当に少人数で直接会う機会だったりというのを各自作って楽しく遊んでいます。


普段はどういう形でメンバー募集をされているんですか?

長嶋)
「ガクサー」というサークルだったり学生団体だったりというのが一気に検索できるウェブサイトがありまして、そちらに登録させていただいてメンバー募集をかけたりしています。

またTwitterでフォローバックいただいた方と連絡を取りあうだったり、プラスアルファでガクビスが主催する交流会で参加していただいた方に主催側の説明をして募集するという流れの3つで行っています。

結果として実際にイベントに関しては、10人説明会を受けていただくという話になって3人くらいの獲得が今回あった、という結果から10分の2か10分の3くらいの入会率だと思います。


実際、お二人が入られた経路でといいますか、どういうところが良いなと思って入られたんですか?

長嶋)
あるイベントをきっかけにこの団体の代表に声をかけていただき、その人柄とこの人となら何かできるかもしれないというワクワク感があったのを覚えています。学生は大きなリスクを負って起業という大きな決断をすることでしか大きなことは成し遂げられないと思っていましたが、企業と連携することでとても大きなことを成し遂げているガクビズの実績を見て、なにかできそうだと思い一歩踏み出してみたのが最初のきっかけです。


水野)
私はすごく稀なケースだと思うのですが、私は大学入りたて、1か月とか経った時のキャンパスで女の子3人でご飯を食べていたら、4人席の1つ空いている席に今のガクビズの代表の4年生の方がばーんと座ってくださって「交流会に参加しないか?」と言われました。(笑)

でもそこからは自分の意志でガクビズのコンセプトとかに共感して、私もやりたいことがぼんやりとあって、それを実現できるプラットフォームがこのガクビズじゃないかな、と考えたのでガクビズに入らせてもらいました。

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ガクビズの中での役割は何がありますか?


長嶋)
水野の友人の1年生は落ち着いた雰囲気で全体を落ち着かせるマイペースとかそういったものがあります。
その子の雰囲気が全体をマイルドにするなどの役割はあるかもしれません。

基本は部やセクションでプロジェクトごとの動きがあってそのプロジェクトごとの中でまた特性を活かして形が作られていると思います。
全体としての動きに個々全員の個性が関わってくる、というのはまだ見えていないです。


そういうところは今後目指していきたいというところでしょうか?

長嶋)
これからの流れというものがまだ完全に見えていない状況あるので、これからはそういった個々の色が活かせるかなというのは感じます。        自分も運営初心者なので助け合いながら試行錯誤して探していくつもりです。


大変な部分や、やっていてよかったところはどんなところですか?

長嶋)
大変なところで言いますとやはりエンゲージメントです。
今のガクビズは、団体に入っている人間全員で運営をしているというような形なんですね。

学生団体というものですから、全員の目的が一致している訳ではないというところで、真面目にやりたい学生と遊びたい学生と、勉強したい学生とかプロジェクトを推進したいとか色々な目的があります。

これはもう仲間意識と目的意識、ここが調整できないと破綻してしまうというような構造になっていると想っていてどううまく設計していくのか、というのが悩みどころではあります。


水野)
長嶋さんが言ってくれた通り、やっぱり一人ひとりの目的が違うというのは大きなところだと思うのですが、その中で私は渉外セクションをやらせていただいています。

活動する中で、大学に入って間もない1年生でも、他団体の代表の3~4年生の方ともたくさん話をさせていただく機会を自分から掴みに行くことができます。

そういったところで、セクションごとの全員が運営をしている状態というのはガクビズの強みではあるのかなと考えています。


ガクビズの魅力だったり特徴というのはどういうところですか?

長嶋)
これは正直なところ自分個人の考えなんですが、プロジェクトだけではなくガクビズの運営を通してでも自分のアイデアを試行錯誤して主体的に実現できるという特長がいいところだと思っています。

例えばですね、渉外だったら個々人のやり方があって、アプローチ方法があって、どんな人にどんな感じで喋りに行くとうまくいくとか、自分にはこういう色があるからそういったところを活かしながら話したりとか。
自分を活かしたり自分の能力を考えたり、どうやったらうまくいくかなというのを個々人が考えていく、主体的な組織になっているのが今のガクビズなのかなとおもいます。

そういったところが、私は良さかなと思っています。


水野)
私はガクビズに入る前から先ほど言わせていただいたプロジェクトの、大学生の食を変えたいというぼんやりとした夢みたいなものがあります。

ガクビズにはその夢を一緒に目指せる仲間がいるところが魅力です。

それに加えまして、その目標を実現するための知識を持った人たちに出会えるというところだと思います。
私ひとりじゃどうにもできなかったところが、仲間と、知識を持った人たちに出会えたことで、もっとどんどん目標に向けて具現化する、というところができるようになったかなと思っているからです。

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これからガクビズの中でやっていきたいことは何ですか?

長嶋)
まずマクロでいきますと、この団体の関西支部というようなものを作って、日本全体に広めてことです。

あとはプラットフォームをウェブサイトとして作り上げようとしていますので、そこでアイデアを実現する大きなコミュニティというものを外側に対して広げていくというようなことをしていきたいです。
大きな認知を広げて、アイデアがあるのにくすぶっている学生を応援するところを本分としていますので、そこをどんどん実現できればなという風に思っています。

次にミクロとしては、自分はまだちょっと何をやったら良いのか分からないです。
というのも自分は教育の現場を変えたいと思っているんですけど、それはちょっと視点が違うと思っているからです。

例えば大学生の食を変えるというのは大学生に対して何かアプローチしたら変わると思うんですけど、教育を変えるというのは大きな流れであると思います。
その中でどうやって自分が小さいスモールステップから企業と手を繋いだり、公教育に対してアプローチするのかとか、そういったところを今は設計中の段階です。

そこが4年生までの間に形に少しでもできたらなと思っています。


水野)
私は今の近いところでの目標は、私が今している大学生の食を変えるというプロジェクトをある程度のところまで達成することだと考えています。
例えば今10月17日にイベントをするというところで動いていたり、そこから食生活というのは継続していくものなので、それをどうやって継続させていくかなどです。

そういう色んなシステムが必要だとなってきた時に、そこをどんどん自分の中で仲間と一緒に実現できる限り、大学生の食生活を改善できる、そういう世界に持っていきたいなと思っています。

大きな目標としてはこの4年間、大学生でガクビズの活動を続ける4年間の中で、私が少しでも疑問に思ったこととか、これどうなんだろうとか思った時にすぐに実行して動けるような人になりたいです。
私はずっと高校まで色んなことを考えるタイプではあったのですが、実現するというところまでなかなかいかなかったので、そこをこの4年間でスピード感のある人間になりたいと思っています。


ガクビズに来てほしい人物像はありますか?

長嶋)
今のところですと、まずは明確にプロジェクトを持っているけれども、ただメンバーが足りなかったり、知識が足りなかったり、企業との繋がりだったり、そういったものが足りない学生に来ていただきたいと思っています。

それ以外にも、何かぼんやりとした、水野のようなぼんやりとした課題意識があるけれども、それに対してのアプローチ方法だったりを全く持っていない学生にも来ていただきたいです。
単純な課題意識だけを持っている学生、これに関しては自分たちと一緒にそれをアイデアにして、プロジェクトにして、どんどんと行動に移していくようなことをしていきたいと思っています。

そういった課題意識を何かしら持っている学生であれば誰でも来ていただきたいなとは思っています。
他には主体的に動く組織運営に興味がある人だったりとか、他の人のアイデアだったりプロジェクトを助けて、ないしは企業の協力だったりに興味がある、大きなプロジェクトを成し遂げるのを手伝いたい学生も大歓迎です。


これから入ってくる方々に対してのメッセージをお二人それぞれからいただければと思います。

水野)
私は同じように目標とかを持った人たちは、その目標を一緒に掲げていきましょうと言いたいです。
今はあまり目標などは無いけれど何かしてみたい、という人にはぜひ私のプロジェクトを一緒にしましょうと伝えたいです。


長嶋)
私はアイデアを持っていない学生だったり、アイデアを思いつかない学生というのは、自分の中ではいないと思っています。
例えばガクチカとかで、私は何も経歴が無いとか、そういう雰囲気がある人もいるんですけど、自分に自信が持てないからそういったことを言えなかったりとか、自分が何かしたと思えていないという人もいます。

そういったところに日本人の問題点があると思っていまして、今のアイデアの話もそうですけど自分がアイデアを持っていないとか、自分にはできないと思っているから挑戦しない。
そのような部分を私たちは変えたいなと思っています。

自分たちとは本当に小さなプロジェクトでも一緒にできます。
そこから自分たちでもこんなに大きなことが、人と助け合えばできるんだということとか、大学生でも企業と助け合えばこんな大きなことができるんだ、といったところを実感してもらうことでこれからの自己肯定感だったり自己効力感に繋げて、もっと元気な学生を増やしていきたいなと思っています。

今、教育を変えたいと考える私も、大学生の食を変えるためにすでに動き出している水野も、入会当初はやりたいことがないと言っていました。私たちは、ガクビズでの活動を通して仲間と助け合うことで自分が社会を変える大きな力を持っていることに気づいていきました。自信がつくことでどんどんとやりたいことが出てきたんです。友達を救いたい、貧困を解決したい、コンプレックスを直したい、何でもいいんです!あなたが悩んでいることは世界のだれかも悩んでいます。やってできないことはほとんどありません。疑いたくなるなら一度私たちの活動を見に来てください。自分には何もない、やりたいことも能力もないと思っている人は一緒に仕事をしてみませんか?ガクビズであなたの可能性を最大限引き出せると確信を持って約束できます!


編集後記:

お二人のお話を聞いていて、学生団体だからこそ様々なモチベーションで参加している学生がいると同時にその数と同じくらいの実現したい夢やアイデアがあるのではと感じられた。今自分の中で具体的にイメージがわかなくてもガクビズで活動していく中で自然と自分の夢や実現したいプロジェクトが思いついていくのでは無いかと思う。


◯リンク
 

Twitter: 学生ビジネス団体 ガクビズ (@gaku_biz3150)

Instagram: 学生ビジネス団体【ガクビズ】 (@gaku_biz) 

ホームページ: ガクビズ GAKU-Biz Combinator 大学生未来開発プロジェクト






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