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明神ヶ岳国際交流登山

日程

5/11(土)

行程

8:45大雄山駅-9:15道了尊バス停-10:10見晴小屋-11:30明神ヶ岳-13:45明神ヶ岳登山口-14:10強羅駅

参加者

5人(3年生3人、留学生2人)

筆:遊牧民

1日目

 日頃の疲れもあってか寝坊をかます。一本遅れの集合時間3分遅れで到着する電車に乗ったところ、現役部員は、一人は自分と同じ電車でもう一人が15分遅れであった。あまりにも社会不適合者。参加してくれた留学生二人は時間通りに来ていたので、待たせてしまうこととなって本当に申し訳なくなった。全員合流してから"英語"で自己紹介してバスに乗った。半袖半ズボンのくっそ陽気なイタリア人と寡黙な感じの中国人であった。

ハイキングコースの入り口-なんかの光が入っているのはご愛嬌

 登山口についてから、最乗寺で安全祈願を済ませて登山道へ向けて出発した。尾根に出るまでは正直そこそこ道のりは険しいが、尾根に出てしまえばそこまできつい感じは無かった。尾根を登り始めて1つ目の林道に出たところで持ってきていたストック2本を1本ずつ留学生に貸し出した。意外と効果があるらしくその後は順調に登ることが出来た。

 見晴小屋に到着して10分ほど休憩を取った。そこで渡したえいようかんが美味しかったらしく、コンビニには売ってないけどどこで買ったんやーという話になった。正直先輩からの差し入れなのでどこで買ったかなど知らないが、スーパーマーケットなら売ってると思うと返しておいた。(売ってるはずでしょ、多分)

 登山中に御殿場の演習場から聞こえる砲火の轟音が聞こえるのが雷に聞こえて正直不気味であったが、晴天であったのであまり気にしすぎないようにして進んだ。途中で振り返ると小田原の町並みや相模湾、江ノ島が見えてなかなか綺麗な景色であった。

登山道から相模湾を見下ろした写真

 見晴小屋から上の尾根上の登山道の状況は、雨水による浸食作用によって出来たと思われる溝が複数個あり、正直歩きづらい。嫌いな道である。

 尾根歩きが終了すると、山頂までの取り付きに入る。水が流れていたりところどころ崩壊している箇所が有ったりとこれまでとはまた違った登山道になったが、あまり苦労もせずに外輪山の尾根に出ることが出来た。去年は曇天で見れなかった箱根山や麓の街並みを見れたため、非常に満足度が高かった。そこからはパパっと山頂まで行って記念撮影を行った。

山頂での記念写真

 山頂には大人数で来ている大学生らしき集団に集合写真をお願いした。あちらの集団から偶然やなぁとかいう声が聞こえてきて、向こうもワンゲルなんだろうかとか考えていたが、そこそこ陽キャに見えたので正直声をかけようか非常に悩んでその場では声をかけなかった。お粥を作ったがあまりにもお湯が沸くのに時間がかかってしまい、調理時間が長くなった。調理中にその集団の装備を見ると、明神ヶ岳にしては大きすぎるザックにミドルカットほどの登山靴だったので、比較的本格的にやっているサークルなのではないかと思ったので、声をかけてみた。すると、成城大学のワンダーフォーゲル部だそうで、今回の山行のことなど色々話せたので良かった。

富士山を崇めながら太陽光を浴びる部員

 完成したお粥の味はぼちぼちだったが、残った米がベタベタとこびりついて最後まで取り切れなかった。調理時間も思ったより長くなったので、少なくとも2Lほどの水を沸かそうというのは無謀であったことは反省すべき点だと思う。

 成城大学のワンゲルはどうやら金時山の方面に向かった様子だった。新入生を連れてのトレーニング山行だと思う。どれくらい登る予定なのだろうか…気になる。

 飯を食べ終わったら下山の途に就いた。稜線上はあほみたいな風が吹いていたので、さすがに半袖だと肌寒かった。行きの登山道はところどころぐちゃぐちゃで大変だったが、下山道は日が当たって乾いている代わりに岩が多くそれはそれで歩きづらかった。流石に留学生の子も下山のペースがなかなか厳しかったそうで途中二回ほど休憩を取った。やっぱり下山はとっとと温泉に入りたい気持ちが急いてしまう。

 思ったより早くに登山口付近の別荘地に到着した。うちの山小屋もこんな感じで綺麗な別荘ならいいのになぁとか愚痴を零しながら歩いた。前回も感じたが、思ったより長くて辛かった。別荘地を抜ければ登山口まで下りられるが、登山口から強羅駅までの階段が長く、中々に強烈だった。留学生の子たちはマジかよ…みたいなことを言っていたが、ここが最後だからと言い聞かせて登った。正直この階段が一番汗をかいた箇所であったと思う。

 強羅駅に着いたら、強羅駅付近の温泉、強羅館に入った。中々雰囲気がよいホテルであったが、なんとシャワーが3つあるのに2つ以上使用すると実用に耐えないレベルで水圧が低下する欠陥を抱えており、5人で順繰りにシャワーを利用した。正直滑稽である。クレームが来ないんだろうか…まぁ温泉はぬめぬめで泉質は良かったのは間違いないと思う。前回の明神ヶ岳に引き続き、どうして箱根の温泉のシャワーでのトラブルが多いのだろうか…

 温泉に入ったら強羅駅から箱根湯本に向かい、そこからは各々帰路に就いた。そこまできつい登山では無かったので、個人的には物足りないところではあるが、2週連続の日帰り登山となったのでこれくらいが丁度いいくらいだと思う。天気がいい明神ヶ岳にはまた行きたい。

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