私的映画ランキングトップ100をレビューする ：Extra「マンダロリアン」

映画やないやないかい！！

という細かい事は置いときまして、金儲けに目がない事でもおなじみなディズニー＋で公開されているスターウォーズ系ドラマシリーズの第一弾。まるでアイアンマンみたいだなあということでなんとあのジョン・ファヴローさんが関わっていたりしてマジでアイアンマンじゃん！っていうお話もあったりなかったりしてそれはそれということ。
寡黙なヘルメット戦士「マンダロリアン」と、ひょんなことから旅のお供になってしまった「ザ・チャイルド（かわいい）」を巡るあれやこれやで、既にシーズン2までが公開されていて今後3も4もやるよ～だなどと、ずいぶんと味を占めていらっしゃる趣。それでは思いつくままに行きましょう。

・シーズン1
これがね～～個人的に面白くなかったんですよね残念なことに。
スターウォーズの悪いとこっていうかまあ個人的な好みにはなるんですけども、いかんせん話が進まんのですよね。
3話だか4話だかでまんま「七人の侍」みたいな村防衛戦があってそこは結構面白かったり、新キャラのキャラ・デューン姉貴も結構いい感じだったりと楽しいポイントもそこそこあったんですけどね、いかんせん話が進まねえんじゃ。
重要人物中の重要人物な「ザ・チャイルド」の描写もね、まあ自分がおこちゃまキャラが嫌いっていうのもあるんですけど要所要所で足を引っ張りやがるのがね、いくら可愛くても限度があるってもんです。あとクッソ露骨に「はいここはチャイルドが可愛いシーンですよみなさ～ん！見て下さ～い！」みたいなカットがあるのもなんか腹立つんよなお前。

・シーズン2
いやおもれ～～～！！
今までのはいったい何だったんだ！ってくらいおもしれ～～～～！！
1話から今後アホみたいに出てくるタスケンレイダーたちとでっかいサメだかクジラみたいなドラゴンをぶっ倒すモンハン的アクション、その後も別のマンダロリアン！？とか足引っ張りカエルで盛り上がったり盛り下がったりしつつ、ボバフェットとフェネック御一行と合流したりなんなりしてからはもうずーーーーっと面白くて一気に最後までみちゃいましたね。
ザ・チャイルド改めグローグーの露骨なアピールもなんというかただ可愛いだけというか、まあこれはお話や設定に慣れたのもあっていよいよ物語が動き出し、こういう細かいところが気にならなくなったってのもあるのかもしれません。
そしてシーズン中盤からはサプライズの連続、そこまでシリーズに思い入れがない自分ですらあそこまで楽しいんですので、それはもうファンの皆様は悶絶どころの騒ぎではなかった……と思うんですけどどうなんでしょう？？

・アソーカさん
アニメシリーズから満を持しての参戦ということでして、名前は知っていたんですけどま～～かっこいいですね。
暗闇の中に真っ白なライトセーバーが2本ｼｭﾊﾞｯと出てきて、本ランキング企画では何度も言ってますけどスターウォーズってもんはライトセーバーがﾌﾞｫﾝﾌﾞｫﾝしていればしているほど面白いというもの、登場する回のボスを務めていたええと…名前が出てこないんですけども……まああのベスカー鋼でできた槍もってるアイツですわ、アイツとの戦いもとても見ごたえがありましてね、やっぱスターウォーズはこうじゃないとな！！

・マンダロリアンの皆様
この人たちめっちゃ強くない？？
まあ主人公たるマンダロリアンことディン・ジャリン（あってるか怪しい）さんがそもそもそんなに強くないっていうのもありますが、物語途中で参戦する別のマンダロリアンの皆様はどいつもこいつもかっこいいし強いしとこれまた楽しいポイントがどんどん加算されていきます。
ただね～～こいつらは特にすーーーぐマスクを脱ぎやがるもんでして、こういうキャラ、特にお姉さんタイプにもなるとね、マスクは脱がない方がかっこいいのよわかりますか～～～？
さておき主役のディン・ジャリンさんもここら辺から何かしら理由を付けてはマスク脱いでもセーフやろみたいな感じになってしまっていて、そのおかげでね、まあ「ボバフェット」で悲しい思いをすることにもなるんですがそれはそれということ。

・ルーク！！
悔しいけどやっぱアガるんだよな～～……！！
思いっきり「ローグ・ワン」のあのシーンをオマージュしている最後の最後のアレ、なんちゃらトルーパーなるめちゃくちゃにつよい雑魚共をちょちょいのちょいと蹴散らしていく緑色のライトセーバー、いやそんなん反則やろ……と思う反面、まあね、ちょっとずるいよなって思うところもありました。
このドラマの後に公開された新シリーズ「ボバフェット」もそうだったんですけど、サプライズ出演というかゲストのキャラクターにその面白さを持っていかれてしまうっていうのはちょっとこう、素直に評価してもよろしいものかというのもね、あるんです。

・ボバフェットのお話
ということでせっかく、というか別に記事一個作ってやるほどのアレでもなかったのでここでドラマシリーズ「ボバフェット」のお話もしちゃいましょう。
というのもこのドラマ、結論から言うとめちゃくちゃ面白くなくって、後半の5話～最終話にかけてはまあめっちゃ面白いんですけどこれって別にボバフェットが面白いわけじゃないんですよね。
どういうことかと言いますと途中からこのドラマ、主人公がマンダロリアンに乗っ取られるというか、何ならもうマンダロリアンシーズン2.5みたいなことになっちゃうってのがう～んといったお話。
実際そのマンダロリアンを中心にした回はすっごい面白くて、これまでに登場したドルーグーやアソーカ、アーマラーやルークなどなどが登場し、シーズン2の後日談をやってくれるのもとても嬉しい、嬉しいんですが…！
これボバフェットだから！ボバフェットのドラマなんだから！！！いくらボバフェットで面白い話作れなかったからってマンダロリアンを使うのはちょっと反則じゃありませんこと！？
これが映画だったら別にいいんですよね、例えば「インフィニティ・ウォー」では思いっきりガーディアンズが主役のパートがあって、でもまあこれはいわゆる”一方そのころ”的な扱いで済ませられるわけですよ。
ただこれはドラマの1話1話丸々使っちゃってるわけで、見ている人の中にはボバフェットの大ファンで、ボバフェットを見るためにこのドラマシリーズを追っている人だっていると思うんですよね。そういう人がこの5話とかを見て「いやこれマンダロリアンのシーズン3でやれや」って言われてももう文句言えなくないですか？？
しかも最終話の最後のカットはマンダロリアンがどっか飛んで行ってあのテーマ曲が「ﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟ ﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟｰﾝ」って流れて終わりますからね、さすがに乗っ取りすぎじゃない？って笑ってしまったぞ。

・おわりに
シーズン1こそ微妙だったものの（当社比）、シーズン2からはお話もテンポよく進んでいくし、アクションシーンも多めになったりして、これが見たかったのよこれが～！と楽しくさせてくれる内容だったので個人的には大満足ですね。
ただ現行の「オビ＝ワン」を含め、今作より後に始動したドラマがなんとも……な感じなので、今後のシーズン3や4をね、期待してなんとかという次第でございます。

とまあそんな感じでドラマ作品もちょいちょい見ているのでこんな感じでお話できればな～なんて感じです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。