私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第32位「GRAVITY DAZE 2 重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択」

タイトルがながいんじゃ!(その1)

実は結構スマブラに参戦してほしかった(当社比)でもおなじみ、グラビティ・キトゥンちゃんを主人公にしたグラビティアクションシリーズ(2作でシリーズと呼んでいいものか)の完結編になります。
1作目でも一応物語は終わってこそいたもののあまりにも「なんなんこれ?」という伏線というか謎が多かったもんでそれらをすばーっと回収するべく産まれた今作、新たな謎が産まれたりもしましたがそれはそれということ。ボリュームがえげつないことになっているのも特徴ですので思いつくままにいきましょう。

・キトゥンちゃん
今作の魅力の半分くらいはこの主人公キトゥンちゃんのキャラクターにあると言っても過言では無い…ってのはまあ1作目もそうなのであんまりここで語っちゃうとアレなんですけども。
キトゥンちゃんの最大の特徴はもう恐ろしいまでの明るさとポジティブさ。そもそもが記憶喪失だったという結構ヘビーな背景持ちなのにも関わらず、見ているこっちが不安になってしまうほどに明るくて素直でポジティブなのでもう何かが浄化されてしまいそうな勢いです。
見た目もかわいいし色々な衣装もあるし、アクションも爽快なんでね、もうクラウドとかセフィロスがスマブラに出られる世界なんだからさ~~キトゥンちゃんも出してあげてよ~~~~。

・クロウちゃん
好き~~!!
前作で登場したライバルと共闘するっていうシチュエーションはもうみんな大好きなのよ~~!!
デザインも秀逸で専用BGMもめちゃくちゃかっこいい、さらにこいつを主人公にしたDLCまで完備しているという充実具合、たしか無料でしたよね?やべえな。
エンディングでのワンシーンはもうその手のオタクは泡吹いて倒れちゃうくらい尊いというもの、尊悟空というアレですわな。

・進化したアクション
今作の魅力の残り50%のうちの70%くらいを占めているのが前作からさらに進化した重力アクション(残りの3割は世界観とBGMということでここはひとつ)。
それぞれのアクションにおもろいことだらけなので少しずつお話できればという次第です・

・アトリビュートチューン
最大の追加要素であるコレ、キトゥンちゃんの身体にかかっている重力を軽くしたり重くしたりすることでいろんなメリット/デメリットが生まれる新システムです。
重力を軽くするルーナチューンでは重力キックが瞬間移動での攻撃になってめちゃくちゃかっこいい(強いわけではない)上、移動速度も向上するということでタイムアタック的な要素がある場面や動きの素早い相手との戦いで活躍します、まあ制御がなかなか難しいんでアレなんですけどもね。
それと前作から相変わらずグラビティタイフォンがバカ強いのでそっちでもお世話になります。
ルーナチューンとは逆に重力を重くするユピトールチューンは想像通りパワーが格段に上昇する一方で機動力は大きく低下、つまり扱いづらいということでもあるのでこれまた一長一短といった具合。エフェクトがすっげぇゴリゴリに表示されてかっこいいんですけどマジで使いこなすのが難しくて何ならクリアするまでに間に合わなかったまであるな?
そんなアトリビュートチューンですけど切り替えがタッチパッドをスッっとするだけでできるのが結構かっこいいというか、切り替え時にこれまたかっこよく「ルーナチューン」みたいにアレなんて言うんですかね?まあ仮面ライダーですわな。

・重力キック
前作のそれがあまりにも強力だったのでこれ一本でどうにかなってしまっていた反動か、今作ではチューンを使い分けてようやくメイン火力になりうると言った具合。
この手のゲームはいつも言っているんですけど対人要素があるわけでもないので別に強いものを弱くする必要はないんでないか?と考えちゃうんですけどもね、しかも他のアクションが強化されているのでなおさら可哀想だったりもする。

・重力グラブ/スロー
前作であまりにも使いづらかった反動か、持ち上げられるものさえあればアホ程強力かつ場所を選ばない壊れ性能になっていました。
そもそも重力を操作して周りの物を持ち上げる/飛ばすっていう攻撃方法がめちゃくちゃかっこいいというのもあって、これを連発して攻略しているとそれはもう強者感に浸りまくれるので最高です。
後述するクロウを操作しているときはモノが無くても発動できる+クロウがめちゃくちゃ良いキャラというのでね、もうね、たまらんのよ。

・重力スライド
前作より使いやすくなったな~と思う反面チューンとの組み合わせが難しくてちょっと複雑になっちゃったな~というのもあります。
まああんまり使わないのでそれはそれということ。

・世界観のお話
GRAVITY DAZEと言えば信じられないレベルに作りこまれかつ壮大過ぎるマップの数々なんですけども、今作の主な舞台になる新マップ「ジルガ・パラ・ラオ」も相当なもんでしたね。声に出して読みたいマップ名その1でもある。
どこかしこに存在するサイドミッションもキトゥンちゃんのキャラクターもあって遊べば遊ぶだけ楽しい(ただしステルスてめーはダメだ)上にいろいろとご褒美ももらえるステキ仕様。
さらにさらにオンラインに繋ぐと遊べるお宝探しみたいなアレ、アレがもうほんとすっごい発明でこのゲームのシステムとかみ合いすぎてそればっかり遊んじゃう、悲しいことに今ではサービス終わっちゃったんですけどね。ナムナム。
フォトモードも実装されていてそっちはあんまり遊んでないんですけど、せっかくだし今度もっかい最初からプレイしてみようかな~という次第。
あと忘れちゃいけないのが物語後半、まさかまさかの前作の舞台「ヘキサヴィル」がそのまんま登場するという衝撃!これはもうポケモン金銀以来の感動ですよ???
声に出して読みたいマップ名その2「ヴァン・ダ・センタリアレ」もあり得ないその広大さそのままに復活、いや~~乙なもんですね。
ヘキサヴィルについて触れすぎると今後のネタ切れに関わるのでね、この辺で。

・BGMのお話
前作から引き続きBGMもおしゃれ極まる仕上がり。
タイトル画面で流れているメインテーマから戦闘BGMから何から何までもうおしゃれすぎて困っちゃいますね。
このシリーズは共通してアクションが面白いわりにボス戦がしょーもないという数少ない欠点を抱えてはいるんですが、なまじBGMが良すぎるもんでどうにかごまかしちゃえているようないないようなというお話もあります。
個人的なお気に入りは通常戦闘曲の「強襲と凱旋」、クロウ戦の「黒き疾風」の2つ、サントラでもこればっか聴いてたな~。

・ちょっとだけ文句
前作よりちょ~~~っとだけ操作性悪くなってない?って言うのと、採掘とタリスマンとかいうエンドコンテンツ?のようなものと、ステルスゲー要素ね。というかステルスがもうこればっかりはほんとに要らない、重力使って飛び回るのが楽しいゲームでわざわざそれ制限してステルスやらせる必要がどこにありますのん???
ここの不満点さえなければ1作目より好き!って言えたんですけどね、もうほんとステルスはダメよ。

・おわりに
ほんとはもうちょっと色々触れたかったんですけど、ランキングのもうちょう上で1作目が出てくるのでそこのためにね、ここで使い切るわけにはいかんのですたい。
2とDLCをもってバシッと終わってしまった作品なので今後の展開がちょっと厳しいのが寂しいお話でもありますが、フリープレイとかで結構遊びやすくなっているイメージなのでどんどん知られて行って欲しいものです。

次回、31位はWelcome to the Galaxy!!なあのゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?