私的ゲームランキングトップ100をレビューする　第98位「戦国BASARA3 宴」

土日はぐうたらしていて気が進みませんね。
3回目の記事になります、たぶんそこら辺のゲーマーたちは誰もこのゲームをランキングには入れないでしょう。

概要をどっかからパクッてこようと思ったんですけどパッと探していい感じのが見当たらなかったので適当に書きます。
今作はいわゆる無双系アクションシリーズ「戦国BASARA」の3本目…の完全版みたいな立ち位置のゲームですね、そう完全版。

まあ完全版商法の是非に関しては触れずにおきましょう。
戦国と名の付くとおり舞台は戦国時代、しかも関ケ原です、アツいですね。
つまり東軍の徳川家康、西軍の石田三成の2人を主人公にしたあれやこれやがあるわけなんですが、まあ今作においてそんな真面目なお話は野暮というもの。
色々とぶっ飛んだ戦国ヒーローたちが好き放題暴れているのを楽しむゲームというのが正しい理解だと思います。

・評価点やらなにやら

まずはアクションの面白さですね。
このシリーズは2と英雄外伝、そんで3と3宴～4皇まで遊んでいますが、シリーズ中で1番バランスが取れてるのが今作のアクションだと思います。
4以降はなんつーか複雑にする方向を間違っちゃってるイメージが強くて……
個人的な性能の好みにはなるんですけど、石田三成や上杉謙信、風魔小太郎などのスピードキャラを思うように動かせるようになってくるとまー楽しいですね。
3を初めて遊んだ時石田三成のキャラ説明を読んでて「固有技ボタンを長押しで刹那」って書いてありまして、「刹那ってなんだ……」となったのはそれはそれということ。

他だと天海というキャラクターがいまして、これがどこからどうみても2以前の明智光秀なんですが、めっちゃつよいんですよこいつ、それがめっちゃおもしろい。
こういうゲームはどうせろくに対人要素があるわけでもないので、バランスはぶっ飛んでいればいるほど良いという持論があるのですが（4以降は謎に弱体化されていて悲しい気持ちになりました）、今作の天海（それと謙信）はそれはそれはもうぶっ飛びまくっている強さで爽快感マシマシです。
これは暗に3で本田忠勝を意味わからんくらい弱くしたことへの批判だぞわかるかカプコン。

キャラクターに触れたついでに世界観やストーリーの話をすると、ここは正直人によっては大きく好き嫌い別れる部分かなとは思います。
ただ先述のとおり、この手のゲームは楽しんだもん勝ちなので好きな話だけを見て、好きなキャラだけを使って興味のない部分は見ないようにするのが一番です。
3の人間をやめてしまった信長より2のほうがいいな～とか、そりゃ思うところはあるにはありますが、大谷吉継とか松永久秀あたりのストーリーはめちゃくちゃ好きですね、あと毛利元就も良かった気がする（大谷さんと毛利さんは4のストーリーとごっちゃになっている気がする）。

・問題点やらなにやら（目をつぶろう！）

まず鶴姫、お前誰やねん問題。
いつきや蘭丸を継ぐお子様キャラという立ち位置なのかもしれませんが、いまいちうまいこと行ってないイメージがありますね。

濃姫返してくれ問題。
当の旦那さんがおかしなことになっているので仕方ないのかなあとは思いつつも、キャラは好きだったので残念ですね。というかこの手のお祭りゲームで前作キャラのリストラというのはどこであれ寂しいものです。

毛利・本田弱くしすぎ問題
格ゲーでもないのにそんなことする必要あるか？？？
むしろ格ゲーのほうを弱くしてあげた方がいいんじゃないですか？？？
気になった人は「戦国BASARAX オクラ」で検索してみましょう！

石田三成、話重いよね問題
何度か言ってますけどお祭りゲームに持ち込むにしてはちょっとシリアスすぎますよね、松永久秀のストーリーが好きだとか言ってるのにと言われたらぐうの音も出ませんが。
あとすっごい細かいことを言うと「許しを請う許可を」ってなんか矛盾してない？しっぽ咥えてる蛇的な

お市優遇しすぎ問題
ディレクターだかプロデューサーだか忘れましたが、声優さんがお気に入りらしいですね。
まあ別に誰を推そうが知ったこっちゃないですけどさすがにやりすぎじゃない？と思うことはありました。

・おわりに

総じて3で感じていた「これじゃないな」が解消されていたり、プレイアブルキャラが多くて単純に遊んでて楽しかったりと、気軽に爽快感を味わえるという点で私的な評価は高めな作品です。
残念なのはこの後シリーズが下り坂というか、「このシステムは3宴のままで4皇のここを持ってきてくれればなあ」みたいなモヤモヤした感じが続いちゃうんですよね、たぶん遊んだ人ならわかると思います。

恐らく今後新作が出る目も薄いと思うので、せっかくBASARAデビューをするならここから始めるのもいいと思います。いまから2やるとボリュームないし、4からはちょっとアレだし。

最後に改めて松永久秀のストーリーはめちゃくちゃ好き（おすすめとは言えない）なので、藤原啓治さん好きとかも触れておくべきなんじゃないですかね。うーんうまくまとまらないな！

次回、97位はBack to Backなゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。