私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第95位「星のカービィ 鏡の大迷宮」

有名シリーズ初登場だ!
我々は世代的にGBA直撃世代なので、夢の泉デラックスあたりもランクインしそうなものだったんですけど、まああれは移植と言えば移植なので仕方ないかもしれませんね。

鏡の大迷宮の最大の特徴はカービィシリーズでは(おそらく)初の4人マルチプレイが可能になったことじゃないでしょうか。
マスターソードという色々とアレな名前の剣を巡ったり、ディメンジョンミラーとかいうアレの影響でカービィが4人(匹?)に分裂してしまったから~的な設定だったかと思います。

なので大人数でできればできるだけこのゲームは面白くなるんですが、あいにく当時自分の周りにはあまりこのゲームを遊んでいる友達はおらず、もっぱら一人で遊んでいました。かなしいなあ。
携帯電話を使って仲間を呼ぶというのも意外と新鮮で、しかも仲間のAIが某ダイベンなんかよりよっぽど優秀だったので全然一人でも楽しかったですね。ぜんっぜん楽しかった。

中身自体は言ってしまえばスーパーデラックスの1モードであった「洞窟大冒険」をそのままめちゃくちゃでっかくした感じだと思います。
いろんなところどころが繋がっていたり、やたら到達するのが難しいマップがあったりと、自由度高めなのも高評価なポイントですね。

ステージは大きく8つに分かれていて、頭文字をつなげるとなんやかんやあって、というお約束部分はそのままに新キャラクターとして後にも名前を残すダークメタナイトのデビュー作でもありましたね(デビュー作であってますよね??)。
あとラスボスがダークマインドって名前だったと思うんですけど、こいつとの戦闘もいろいろな場面があってとても楽しいです。限定コピー能力の「マスター」も多くのアクションがあってやりごたえ十分。

問題点というか気になる点にはなるんですが、新キャラが多い反面、これまで出ていたお約束エネミーが出なかったりもするんですね。
たとえば1面ボスでおなじみウィスピーウッズさんは今回キングゴーレム?だったかそんな名前のやつに代わってます。でもやってくる攻撃はほとんど同じ。
新ボスの面々は今作の自由度の高さとの兼ね合いなのか、どいつも難易度が高め(シリーズ比)な印象。まあこればかりは自由度を上げれば上げるほど付き合わざるを得ない問題なのかもしれません。

特に印象に残っているのが一応5面?なはずのステージボスである「メガタイタン」で、なんと通常の攻撃では一切ダメージを与えられません。
倒し方としては、ステージの左右に電流が流れているいかにもなビリビリゾーンがあり、攻撃を当ててのけぞらせることで端っこまで誘導してダメージを与えるというものになっています。

しかし当時キッズの自分にはこれがすこぶる難しく、コピー能力「ソード」のわざ「ファイナルソード(今思うとちょっと笑える技名ですね)」を連発していれば楽に倒せるボスなんですが、そんなものに気づくわけもなく普通に詰んでました。

その他にもいろいろと高難易度なイメージがありますが、きっと世間一般の評価としてもシリーズの中では難しめな位置に居ると言っていいのではないでしょうか(ないでしょうか)。
とはいえGBAながらかなりのボリューム、シリーズ特有のやりこみ要素の多さ、あと波乗りスターライド?だったと思うミニゲームなど、思い返せば返すほど楽しかった記憶しかでてこないのでそれはそれということ。

・おわりに

短い!!!!!!
GBAのゲームも今となっては立派なレトロゲー、もう一度遊ぶ機会もそう多くないので、語ることが減ってしまうのもいたしかたない部分はあります。
星のカービィシリーズは今後もっと上の方で何本か出てくる予定(予定)なので、そっちでたくさん思い出を引っ張り出せると嬉しいですね。

次回、94位は能登プラスなゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

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