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トークテーマ「ブンカの作り方」シンマチミーティングを終えて

シンマチミーティングとは

京都府内に305ある商店街のひとつ福知山市新町商店街。もともとは家具店だった斎藤さん宅の一階店舗部分にいつの間にか現れたアートスペースその名もシンマチサイト。その場所で足元と言うのか地元と言うのか近所と言うのか、車で小1時間圏内にある面白いアート活動を紹介しながら「文化の化学変化」を起こすネットワークをつくるミーティング。そんなシンマチサイトでのミーティングに進行役として招かれた。


「文化とは苔(こけ)や染(し)みみたいなもの

普段、僕は地域自治や地域福祉と言ったハードなものやコミュニティ・カレッジなどのソフトなまちづくり活動に関わっている。しかしアートやアーティストにはちょっとした距離感を感じていた。だが今回のセッションの中でいさざ会館 浦岡さんの「行政に頼ることなく、自分たちが主体になるアートフェステバルがあっても良い」と言う言葉に、市民活動やNPO活動における共通の課題を感じた。また文化やアートは自然発生的であって誰かにやらさるものではなく、ましてやペンキで上塗りすることでもない。それは既にそこに存在する「苔や染み」みたいなものだとの帰結に対して、これからは地域社会の苔や染みを愛でる文化人の一人でありたいと思った。


「いさざ会館」はいつまでもない

今回は僕と浦岡さんともう1人リメイクアーティストの堀上さんにもご登壇いただいた。「芸術でまちを活性化したい」そう思いながらも鳴かず飛ばずの日々。元々は地域の集会場だったいさざ会館の用務員である浦岡さんと出会い2017年には個展開催までに至った。悩む堀上さん「ええやん、やろうよ」浦岡さん台詞あと「いさざ会館いつまであるかわらかんし、やってみよう」のくだりは思わず笑ってしまった。しかしその関係性こそが管理人でもなく、館長でもない集う人達の為の用務員と言う役割。いさざ会館らしいエピソードだったように思い最後に紹介をしたい。

ーーーいさざ会館への寄稿をNOTEでもーーー

地域組織研究所

松井裕督ファシリテーターオフィス

松井裕督



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