新刊『日本人に合ったがん医療を求めて』を発刊して感じたこと
「仕事の重心」のシフト先日、『日本人に合ったがん医療を求めて~医師、患者、家族の方々に一番伝えたいこと~』の見本を著者に届けに行って、久しぶりに話をした。なにか苦労が報われるような思いだった。
「出し切って、満足している。この分野で先駆的な仕事ができたとしたら、嬉しい」。そう言っていただいて、仕事が完了した気がした。中身が完璧だというのではない。出し切ったというのは、長年のテーマを本の形にする過程でご自身の深いところを表現しえた、思い残しはない、という意味だと思う。それは編