大好きな君へ

お元気ですか?私は元気です。
君のことを思って、
泣くくらいに君のことが好きです。

高校で初めて君を見た時から、
一瞬にして恋に落ちました。

君と同じ時間を過ごしたくて、
君と同じ部活を選び入部しました。

君が昼休みに図書室にいるとわかると、
毎日のように君に会いに行きました。

君が卒業したあの日。私は君に「好きです」とは言えませんでした。1年間一緒にいたのにこれが『恋』であると自覚していませんでした。君が卒業してから、君の姿を探すようになり、そこで君に「恋している」と気づきました。

君は卒業後に部活に顔を出してくれましたね。
すごく嬉しかったです。それでも君に「好きです」とは言えませんでした。

顔を見ると君に久々に会えた嬉しさと、やっぱり「好き」だと自覚し、恥ずかしさから、おどけてハグしたこともありました。

それでも君は受け入れてくれましたね。この気持ちを君に伝えるのは迷惑ですか?君に会いたい気持ちは、日に日に大きくなるので困っています。

夏目漱石が「I Love You」を「月が綺麗ですね」と訳したのなら、私は何と言って君に「愛してる」を伝えようか。

いきなり、こんな手紙を送って、ごめんなさい。
字が上手じゃなくて、読みにくいかもしれません。
気持ち悪かったら、捨ててしまっても構いません。
でも、どうしても君に「好きです」と言いたかったので、この手紙を書いています。

君のことが好きです。
もしよかったら、恋人になってくれませんか?

君を想う者より