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あなた方へ

こんばんは。また、あなた方にかまってほしくて、
こんな手紙を書いています。

あの日、部室を訪ねた私に、優しく接してくれたことを、昨日のように思い出します。

部室で一緒に過ごした時間は、
あっという間に過ぎていきました。

こんなことでしか、手紙を書くことでしか、
気持ちを伝えられなくて、ごめんなさい。
素直じゃなくて、いっぱい困らせて、ごめんなさい。

この手紙は、私のわがままです。
また、あなた方を困らせるとわかっていても、
想いを、私の気持ちを、伝えたいのです。

あなた方にもう一度、あの部室で会いたいです。
また笑っていて欲しいです。あなた方が大好きです。

会いたいです。だめですか?迷惑ですか?

私はあの空間から離れたくなかったし、
誰も卒業してほしくなかった。
「永遠に時が止まってしまえばいい」と思ったほどに、あの部室が、あの空間が、大好きです。

大好きな空間から離れることは、別れを意味し、
大好きなあなた方とのつながりや関係性が、
終わってしまうような気がして、
強く「寂しさ」を覚えました。

だから、私は声を出して、幼い子どものように、
泣きました。泣くことでしか、大好きなあなた方への引き止め方が、わからなかったのです。

あの日を思い出そうとすると、顔が真っ赤になるくらいに恥ずかしいのですが、大好きなあなた方へ、私の想いを知ってほしくて、ペンを握っています。

ねぇ。もう一度、私の名前を呼んで。
私に話しかけて。この孤独から救ってください。

私はあなた方がいないと、寂しさに襲われ、
気が狂ってしまいそうです。


猫のような気まぐれな○○より