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京都大学サマーデザインスクールに参加してきました

はじめまして💐
TISのDXクリエイティブデザイン部でUX/UIデザイナーをしている【にこ】です。
わたしは新卒でTISに入社して、開発を経験したのちデザイナーにキャリアチェンジし、今年で2年目を迎えたところです。
ブログを書くという体験は久しぶりなのですが、今後も私たちのことを理解していただけるような内容を発信していければと思います。

今回は京都大学サマーデザインスクール2022の参加レポートをお届けします。

京都大学サマーデザインスクールとは


「京都大学サマーデザインスクール」は、2011年の第1回開催以来、これまでにのべ2,000名以上が参加してきた、集中型のデザインワークショップ。 様々な分野の参加者と実施者がテーマに分かれ、社会の実問題に真剣に挑みます。 今年は3日間の対面形式のサマーデザインスクールが復活します! 昨年のように、1日程度のミニワークショップや、オンラインのワークショップも実施します。

京都大学サマーデザインスクール2022(http://www.design.kyoto-u.ac.jp/sds2022/)

大学関係者だけでなく誰でも参加できるイベントで、今年は8/31〜9/2の3日間、京都大学の吉田キャンパスで開催されました。

ワークショップへの参加方法は主に以下の2パターンありますが、今回わたしたちは「実施者」として参加しています。
・実施者:テーマを提案し専門知識のレクチャーやワークショップのファシリを行う
・参加者:任意のテーマに応募しワークショップに参加する

参加を決めた理由は「自分たちのスキルを試したかったから」


今年の夏頃まで、わたしたちの主なクライアントは社内の他事業部でした。
前身のデザインチーム時代から着実に実績を重ね、今年度から「DXクリエイティブデザイン部(以下、DXD)」として部門に昇格。
社内での知名度も向上してきた頃だったので、自分たちのデザインスキルが社外でも通用するかを試したいと考えるようになっていました。

そんなある日、昨年から京都大学サマーデザインスクールに参加していた他事業部からの報知でこのイベントに出会いました。
願っても無いチャンスです。
この好機を逃すわけにはいかないと思い、参加を決意しました。

わたしたちが提案したテーマは「推し活をデザインで紐解く」


http://www.design.kyoto-u.ac.jp/sds2022/outline/themeM11.html

最近よく耳にする推し活関連の話題。
DXDでも注目していた分野で、これを機に今後の新規ビジネスに活かせる気づきが得られればと考え、このテーマを選定しました。

加えて、実はわたし自身がある界隈において強烈な推し活体験を持っていたこともこのテーマ選定に起因しています。(わたしの推し活の話はまたどこかで、、)

楽しみながら実施できたワークショップ当日


当日は、実施者としてわたし含めDXDメンバー4名と、テーマに応募してくださった参加者4名の計8名でワークショップを実施しました。

バックグラウンドも推しもバラバラで、当日初めて顔を合わせたメンバーだったはずなのですが、それぞれの推しについて語り合っているうちに自然と距離も縮まり、和気あいあいと楽しくディスカッションを行うことができました。
積極的に参加してくださった皆様に感謝しかありません。

本当は研究結果についてもお話ししたいのですが、社外のクライアント様を巻き込んだ新規ビジネスの検討中ということもあり、またの機会とさせていただきたいと思います。

イベント参加を通して、自分たちに自信が持てるようになった


前述の通り、活発なディスカッションを行えたおかげで、人はなぜ沼に落ち、深みにハマっていくのかについて、多く示唆を得ることができました。
また、ワークショップ後のリフレクションでは、有難いことに参加者の皆様から非常にポジティブなフィードバックをいただくことができました。
なかでも最も嬉しかったのは、チームワークの良さについて評価していただけたことです。

改めて振り返ってみると、今回のワークショップ成功の要因としては、以下2点が挙げられると考えています。

1. 参加者が推し活経験者のため原体験を瞬時に追体験できた 
2. DXDの風土をワークショップでも再現することができた

1.参加者が推し活経験者のため原体験を瞬時に追体験できた
ワークショップでは、それぞれが持ち寄った推し活の原体験をシェアし、そこから得られた考察を元に新規アイデアを発想するという手法を採用しました。
今回は参加者全員に「推し活経験者」という共通点があったため、誰か1人の心が強く揺れ動いた原体験を、全員が瞬時に追体験できる状態になっていたのです。
これが議論の深化を加速させ、深い考察に辿り着くことができた大きな要因だったと考えています。

2.DXDの風土をワークショップでも再現することができた
自画自賛で恐縮ですが、1に加えて、DXDの風土を再現できたことも成功の大きな要因だったと考えています。
DXDでは、働く上で心理的安全性を第一に考え、互いを配慮したコミュニケーションを心掛けています。(このお話はまたいつか)
また、少数精鋭の組織であるため、チームのために自分にできることを精一杯やろうと主体的に行動する癖がついています。
その結果、意見の言いやすい空気作りができ、互いにフォローしあって予定通りの進行が行えたと考えています。

実は、ワークショップ中のふとした瞬間に、ディスカッションを行なっている様子を俯瞰して「なんて良いチームなんだ…!」と胸が熱くなった瞬間がありました。
もちろん反省点はありますし、素敵な参加者の皆様に恵まれたおかげで滞りなくワークショップが行えたと思っています。
ですが、社外の環境下でも良い場作りができ、有益な研究結果を出せたという一つの成功体験が、わたしたちのデザインスキルは社外でも通用するんだという大きな自信に繋がりました。

さいごに


ここまでお付き合いいただいた皆様ありがとうございました。
わたしたちDXクリエイティブデザイン部では、推し活に関する新規ビジネスの取り組みを継続中です。
ワクワクするようなプレス発表ができる日に向けてこれからも精進していきたいと思います!

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